そらいろ

そして 君に 恋をした!

人を撮んのがうまいなぁって

 

色々シゲアキ先生と裕翔くんのエピソードが見られるようになったということで、大人になってから2人が交流するようになったきっかけの対談について、先生が語っていたラジオを抜き出してみました。

この頃はシゲアキ先生が書いた『ピングとグレー』を裕翔くん主演で映画化するという繋がりが出来るとは夢にも思ってなかった頃、"また対談をしたい"と語ってくれている先生と、映画『ピンクとグレー』を通じて再び対談してほしいなと思っています。

 

SORASHIGE BOOK 20131124 抜粋

 

シゲ:違う雑誌でね、中島裕翔とね、Hey! Say! JUMPの中島裕翔と対談をしたんです。…で、そのメッセージも結構来てたんで、ひとつ読みたいと思います。えーこれ社交部として来てるんすけど…。

 

(メールの内容)『先日発売されたアイドル誌で、Hey! Say! JUMPの中島裕翔くんと対談をしていましたね。後輩と話すシゲさんは新鮮で、カメラトークも盛り上がっていて、面白い対談でした。きっとフランクな性格の裕翔くんが積極的に絡んでくれたからでしょう。どうしたらそのように後輩と仲良く出来るのですか。わたしは今年から後輩が出来たのですが、距離感がわかりません。後輩から友達に「どんな人?」と探りを入れられるほど、不思議な先輩だと思われているみたいですし…』

 

シゲ:裕翔はだって、俺もぅその、ちっちゃい時から、知ってるっていうか、あの…結構ねぇ、Ya-Ya-yahっていう番組で一緒だったりしたから。あんまり、話しかけにくい方の後輩じゃないし、裕翔も多分俺にあんまり…まぁ多少はね、久しぶりだったから緊張とかはあったかもしれないけど、全然堅苦しくなく、ふつーに始まった………けど!

なんか、急に言われたんすよ。【中島裕翔と対談】っていうスケジュールが切られてて、「え、何スゴイ怖いんだけど」つって、なんか(笑)俺の第一声は「怖いんだけど」っていうね。で、マネージャーからも「怖いでしょ〜」って言われたんだけど(笑)。

いや怖いじゃんだって!「なんで?」っていう。全然関わりがないと思ってたから。そしたらなんか今その雑誌で、POTATOか、POTATOで、あの〜『対談企画色々やってるんです』と、いうことで、あの〜『同じカメラの趣味を持つ加藤くんと裕翔にやってほしい』って言われて。

で、裕翔がカメラやってるのも知らなかった、から…なるほどなぁ〜と思って。まあ現場に行って、ねぇ?お互いを撮り合うっていう。裕翔はなんか、メンバー撮ってんだって。で、俺はメンバー撮んのすごい、やなの。(笑)。なんかね、撮られるメンバーが乗り気じゃないんだよ多分。小山は乗り気なんだけど、手越とかまっすーとか、ほら、どんな写真に撮ったかとか気にされちゃうから、なんか…身を委ねてくれる人じゃないとさ、撮っててあんま楽しくないから。っていうので、気ぃ遣うから、俺はあんまりメンバーは撮らないんだけど。ライブの時とか頼まれたら。事前に言われて言っとかないと、勝手に撮ったりすると結構やなカオされちゃうから。人撮るの好きだけど。っていうので…ジャニーズの人を撮るの、結構……あんまりなかった。しかもスタジオ、ハウススタジオで撮り合うっていう、ちょっと恥ずかしいんだけど。

なんか裕翔って、あの〜モデルもやってんだって。すごいよね!モデルやってるとか、カメラやってるとか、え?何?ただのイケメンじゃん!みたいな。(笑)。お前イケメンの感じになってるの?みたいな。何、半沢直樹とか出て、もうそういう感じ?みたいな(笑)。なんかすごい置いてけぼりな感じはあったけどなんか2人で、積もる話もあって。中々ね、オタクだったね。カメラを作ってるとか。あ、でも元からそういう人ってジャニーズに絶対いるんすよ。まぁ僕もそうだけど。何か"作る"とか、アート側に興味がある人。まぁ例えば音楽作り出すとかも絶対そっちなんだけど…っていうのと、もぅただ単純に自分が出るのが好きっていう…どっちかに分かれると思うんだけど、割と裕翔はこっち側しかもディープな。僕もだいぶディープって言われがちですけど、あの〜裕翔も「こっち側だな!」って言ってて、二十歳になったって言ってたから、お酒…今度飲みに行こうよみたいな話もしてたんですけど。

だから全然なんかね、あんまり…こう……人見知りみたいなの?後輩にあんまり人見知りはしないけどね。裕翔もあんましなかったみたいだし。撮られんのはちょっと照れくさかったけどね。でも裕翔、それがすごいなって思った。(裕翔と)俺が撮る写真は全然違うんだけど、やっぱり裕翔は撮られる側の気持ちが分かってるから、あの〜…なんかねそんな無茶難題も言わない中で、なんか、うまいっていうか…。しかもメンバー撮ってるっていうから、人を撮んのがうまいなぁって思ってて。僕の場合は構図とかでいっちゃうから、その人の魅力どうこうっていうのは正直あんまり…うーん。最初に発想しない。どっちかっていうと雰囲気から、じゃあこの中にこういう感じで立ってて、みたいな雰囲気でいっちゃったり。どん引きでね、顔とか写んない角度で撮っちゃったりする…しがちなんだけど。なんかあのふたりとも全然違うなぁとか思って、面白かったっすね。

Hey! Say! JUMPはなんか、そうだ有岡…もなんかそういう映画とかが好きで。今度話したいって誰か伝手に聞いたこともあったし、なんか割とそういう人も多いんだなぁと思ってね。うん。バンドやってるしね。…うん。色んな後輩がいるんだなぁと思いつつ。面白かったですよ。

まぁ別に交流していきたいっていうわけでもないけど…(笑)。なんかたまに話すと刺激にはなりますよね。うん。で、後輩からそうやって自分が思われてるんだぁ…っていうことで、あのぉなんていうか…後輩を通して自分を見直すことも出来ますし。うん。なんかこう自分はいつも先輩の中で後輩サイドだったから、「あぁ、こんなこともあんだなぁ」なんて。面白いなぁと思いましたねえ。うん。いやいやいや…いい経験でした。非常に楽しい仕事でした。怖かったけど、コワイコワイ言ってた割には凄い楽しかったですね、ええ。またね、いつか対談したいと思いますよ。