そらいろ

そして 君に 恋をした!

なかじまゆうとくんの10000字を読みました。

 

 

中島裕翔くんの10000字、読みました。

そして読んでみて、気になった部分、考えたかった部分を少し書き残しておこうかと思います。

(どちらかといえば悲観的な考え方をする方の人間なので、こんなんじゃないよゆうとくんは!と思われそうですが、一塊のおたくの意見なので、あしからず。)

 

 

全体的な感想としては、未だ少し後ろ向きな部分はあるのだということ。

人間の根本なんてそれほどすぐに変えられるものじゃないですから、メンバーと信用していいと彼が思っている人間以外の言葉を受け入れることはきっとずっと難しい。

それどころか言葉を裏返しに捉えてしまいがちな彼はずっと心に居続けるのかもしれない、と。

一番っ子故に甘え下手で、どこか自己肯定感も低かった少年時代の裕翔くんは、自分の感情を誰かに相談することもできずにいた。

大人になってそれができるようになった、嬉しいと語っていた裕翔くんだったけれど、それが本当にできるようになったのはここ1、2年だと語られて、こちらもまた苦しくなりました。

勿論まだ、自己肯定感が高いとは言い難いなとは思っちゃうのですけれども、本音で話してくれているとメンバーの言葉を受け入れられるようになったのは、とっても大きいことだなと思うのです。

 

 

少年時代の裕翔くんは、正直で素直・正義感が強すぎるあまり、"いじり"に対して上手く対応ができないばかりか、言葉をまっすぐ受け取ってしまうために "嫌われている"と思ってしまっていたのでしょう。

それ故に、JUMPに頼ることを厭い足を引っ張る小さな自分が存在し続けたのかもしれないなと。

『頼れる仲間がいつもそばにいる』と気づけた後も、頼ることをためらう自分がいたんだろうなと思いました。

でも昔から裕翔くんは『メンバーと本音で話がしたい』と思っていたのだとも感じました。

壁を作らざるを得なかった自分だから、メンバーがそれに踏み込むことはしてこないことも当たり前だけれど、裕翔くんはメンバーに踏み込んできて欲しかったのかもしれない、と。拒絶してしまうかもしれないし、疑り深いがために時間もかかってしまうかもしれないけれど、メンバーを信じたい自分が居続けていたのだろうなと。

以前の10000字で「自分は嫌われていた」とはっきり語っていた裕翔くん。でもどんな時でも、裕翔くんはメンバーが大好きで、JUMPがホームだと思っていたからこそ、メンバーを信じるというが怖かったのかもしれないなと感じたのです。

「どうして世界中の不幸を背負い込んでるようなつもりでいたんだろう」という一文。きっと裕翔くんは明るい口調で語っていたのだと思うのですが、あの時の裕翔くんにとっては"つもり"ではなかっただろうと。うまくいかないもどかしさや仕事が減った不安、長い長い暗闇の中を歩いているような危機感の中では、うまく光を見つけられなかったのだろうなと。裕翔くんにとっての光はいつだってメンバーだったはずなのに、メンバーを光だと捉えられないほど苦しかったのだろうなと。

そんな時に何も言わず、ただ裕翔くんの心のそばにいてくれた知念さん・薮さんには感謝してもしきれない、という感想を抱いてしまいました。とってもおせっかいですね。

「メンバー=全てを頼っていい存在」

そう思えているメンバーの中にいて、そう思えるまでに時間がかかってしまった裕翔くん。その心を支えてくれていたのは知念さん、薮さんでありメンバーみんななのだなと。

 

 

 

以前の10000字から変わっていた部分がひとつ。

「ポジションはメンバーが作ってくれた」という1文です。

以前の10000字では、「自分でつかんだもの」と記されていました。

もがいてもがいて、やっと見つけた "強み"でようやく掴んだと思っていたポジション。でもメンバーが自分以上にその強みをわかってくれて生かしてくれた。

だから、「メンバーが作ってくれた」ポジションと思うようになったのかなと思いました。そしてその上で、今度は自分がメンバーにそうしたいって思ってるんですよね、裕翔くん。

自分はメンバーにそうしてもらえて嬉しかったから、今度は自分がメンバーにそれをする番だ、って思っている。グループだから当たり前なのかもしれないけれど、メンバーを深く理解しないと難しいことでもあると思うから、もっともっとメンバーを知って、もっと理解したいと考えられるのって素敵だな、と思ったのです。

 

 

 

 

そして考えたのは、裕翔くんにとって「絶対大切にしたいゆずれないもの」ってなんだろう、ということでした。

変えたかった部分は語られている*1のでわかりやすいですが、ゆずれないものについては語られていないように感じたのです。

裕翔くんにとってずっと変わらないことは、メンバーが大好きで、ずっとJUMPでいたいと思っていることだと思うのです。"辞めたいと思ったことは一度もない"とはっきり言える強さは、いつだって変わってない。

この譲れなかった気持ちが今、変わっているのか、今でもゆずれないままなのかすらよくわからないために、ひっかかってやまなかったのです。

そのため、仮説を立ててみました。

 

 

※ここからは上記よりひねくれた持論が展開されるので、ここで辞めていただいても結構です。

 

 

仮説【JUMPの中では負けたくない、という気持ち】

・自己肯定感が低いのとは裏腹に、自尊心は高め。(自尊心:自分の人格を大切にする気持ち)

・わかってもらえないと壁を作るのは、気持ちをさらけ出してしまうと自分が弱くなりそうで怖いから。

・負けたくないと思う一方、敵わないと思う相手もいた。

(以前)→JUMPを自分の居場所と思うことができなかったため、負けたくないと思う気持ちが"自分以外は全て敵"と変化してしまっていたのでは。

(現在)→JUMPに全てを委ねられると思えた結果、負けたくないという気持ちは「どこよりもリラックスできる場所だけど、刺激し合える場所でもあって、うかうかもしてられない」「自分には自分の役目がある」と思えるようになった。

 

 

 

 

ここまでネガティブなことを文章にしておいてこれをいうのもどうかと思いますが、わたしは裕翔担ですから、裕翔くんが可愛くて仕方がないです。

卑屈めいたことを語る裕翔くんがちょっぴり切なかったりもします。

「今の自分をまるごと認めて欲しい」という仮説をもう一つ立ててもみたのですけれども、上手く考えがまとまりませんでした。

もしかしたら裕翔くんは、変わりたいし変わらなきゃいけない自分がいるのはわかっていたけれど、こんなありのままの自分をそのまま認めて欲しかったのかなって思ったのです。それでも生半可な理解じゃ嫌だったのかな、そこがゆずれなかった?なんて。

そして、俺のことなんか誰もわかっちゃくれないと壁を作ってしまっていたのかな、なんて考えれば考えるほど、JUMPに対して『俺のことを世界一理解してくれる』と思えている今の彼によかったねなんて言いたくなってしまったり。おせっかいがまた再燃してますが。

 

 

 

 

ゆとやまについては色々と思うことはあるのですが、いつでも裕翔くんはやまちゃんの努力も実力も認めていました。それこそ、ずーっと昔から。

「努力してる」って俺がいうのもおこがましい、みたいな言い方をするぐらい、やまちゃんを見て、届かないなぁと思っていたんだろうと。

そして今回の10000字。やまちゃんのソロデビューに関して「ふたりの関係どうこうなんて次元の話じゃなくて、よろこんで背中を押そう。サポートしよう」と思ったと語られていました。

やまちゃんの10000字を読み返せば、この裕翔くんの発言・気持ちがやまちゃんの気持ちの変化*2を生んでいたのだなと思ったり。

『ライバルのような、ペアのような、そんな関係』のように自分とやまちゃんのことを語っている裕翔くん。ずっと近くで見てきたやぶひかのようにいつかなれたら、と一種の憧れを抱いているんだろうなぁと感じたり。

まあ数奇な運命に結ばれたふたりだこと、とコンビオタクらしい感想を抱いて、この10000字を閉じることにしました。

まぁ、マーカー引いてメモを取りながらもう一度何日もかけて読み返すことになるのですけれども。

 

 

実際、5連泊もするようなふたりなんですから、今オタクが心配するような関係ではないことは確かでしょうよ。そんぐらいで、いいんですよきっと。

楽観的すぎると言われそうですが、今までずっとゆとやまを追いかけてきて、様々にエピソードが出てくる今、何を悲観することがあるのかと思ったりもします。

お互いからお互いの名前が出てくることすらなかった時期が何年かあったわけで。やまちゃんを夢に見て、やまちゃんに助けを求めてるだなんて語る裕翔くん。そんないわゆる氷河期時代のゆとやま思い返せば、今の状況は喜びぞすれ、悲しむものでも叩くものでも起こるものでもないでしょう。深く考えたい時間はあったりしますけど。それはおたくのわがままですしね。

 

さて、そんな結びになりました。

どこまでもコンビオタクのようです。

 

 

 

*1:"自分のために何かをしてもらうのは申し訳ない"というネガティブすぎる自分。"めんどくさいヤツだった"と語るマジメすぎた自分。 "心を閉じていて距離をとっていたのは自分だった"と表されたメンバーに全てを委ねられない自分

*2:「裕翔がいちばん悔しいはずなのに、俺なんかより大人になってる。なんか、恥ずかしくなった」