そらいろ

そして 君に 恋をした!

「I」について考えた

 

Hey! Say! JUMPさんの7thアルバム「PARADE」。

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リード曲(であろう)「獣と薔薇」のインパクトがまあ強いコンセプチュアルなアルバムですけれども(コンサートめちゃくちゃ楽しみだよ!!)、その中でも我が担当中島裕翔くんのかなり色香の溢れた英語から始まるトラック07「I」。

え、めちゃめちゃかっこよくない?

イントロから音がセクシーだし歌い出しが高木さんと山田さんな時点でこれはそっち路線だなと思ったんですけど、聞けば聞くほど最高…コンパフォ次第では楽曲大賞でかなり上位に食い込みそうだなぁと思っておりますよ、ええ。

 

さて。

好きだ好きだと思いながら、ただ漫然とリピートしてるのもあれだなぁと思ったので、物語について考えてみようと思ったのであります。(※一応歌詞をなぞって考えたつもりですけれども、超超超個人的な妄想&解釈に基づいて話が展開されております。ご注意ください。)

 

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まずイントロより。

 

Yeah… Baby Let’s talk about the deepest love.

 直訳すると「なあ、きみ。最も深い愛について話し合おうか?」ってところかな。

これから僕の君への深い愛情について話すから、君も話してくれよってことなんだろうなあ。この話の主人公、よほど相手が好きでたまらないっぽい。愛が重いな(好きです)

 

流星のようなEyes(Can I get you?)

踏み外すのは何よりも簡単なTaboo

How do I feel your love? (Can I get you?)

煙のように掴むことの出来ないYou

「流星のような瞳」を「Can I get you?(手に入れられる?)」と聞く主人公。君の視線は僕のものになるのかな?君は僕だけを見ていてくれる?って聞くってことは、相手の気持ちはいまいちわかってない。

"禁忌を犯すのなんて簡単なぐらい、君が好きだよ。でも僕には君の気持ちはつかむことのできない煙のようなんだ" ってことかな。メッッッチャ重い。(2度目)

 

抱き締めるほどに 遠のく感覚 Cry… Cry…

I’m looking for your love…

せめて僕以外に 触れられぬように 

"抱きしめれば抱き締めるほどに遠くなっていく"のは、同じ気持ちが返されてるって思えないから。だから心の中で泣いているし、相手の気持ちを探し続けてる主人公。

君が僕だけを愛してくれないのなら、僕以外が誰も触れられないようにすればいいんじゃないかって思ってしまうぐらい、君が好きなんだよと。

メンヘラみが強いな。好きですね。(あ、本音が)

  

零れ落ちるAi 「I」

音も立てずに 諸行無常 Feel like 幻

快感誘うAi 「I」

闇さえ飲み込む 欲望にFall  戻れないLie

( 「Ai」は愛で「I」は自分だと仮定)愛も自分も自分の手からすり抜けて落ちていくような心地になってばかりの主人公。自分のすべての感情が音もなくこぼれ落ちていく。1秒ごとに感情も彼女も自分も形を変えていく。まるで今まであったすべてのことが幻のよう。

ここでの快感はきっと閨のことなんでしょうね。欲望だし。闇だし、闇ってんなら夜だし。嘘でももう戻れないし手を離したりするつもりはないってことでしょう。……うわぁ、すっごい。(小並感)

 

Explosion… The deepest love…

Explosion:爆発(音)、破裂(音)・火山の爆発、噴火・急増、激増

ここでは爆発してしまいそうなぐらいの感情を指すのだろうな。好きすぎて気持ちが破裂してしまいそうで、それぐらい深い気持ちなんだよと。deepestだもんね…最上級だもんなぁ…

  

深く沈み行く (Never stopping)

海の底へと二人堕ちて行けるなら

How do you feel my love? (My love)

煙のように包み込んで離さないYou

"僕はもう深く沈んでいくだけだ。君に溺れているんだから、君も一緒に来てほしい。" きっとそう言いたいんだろうなぁ。君は僕のこの気持ちをどう思っているんだろう?と考えてみる主人公だけど、君の方が僕を離してくれないんだからって勝手に責任転嫁始めてる気がしないでもない。やばい。

 

エデンの園は キミの中にある Fly… Fly…

禁断の果実を 求め彷徨って

 「エデンの園」は楽園の代名詞として有名どころですよね。天地創造の際に神が人間を住まわせるときに作った園。で、そのエデンの園の中央にあった善悪の知識の木の果実のことを禁断の果実というわけだけれど(詳しくは旧約聖書 創世記を読んでください。アダムとイブのお話で有名なやつです)

楽園は君の中にあるって言い始めてるあたり、本当にドツボにはまってる主人公。空にも飛んでいけそうな心地だよ、と。はっきりいってかなり重症。そろそろ諦めなとかやめたほうがいいとか周りに言われているけれど、君を想うのをやめることはできない。咎められれば咎められるほどにもっと君がほしくなる。

禁断の果実を「手にすることができない、または禁じられているからこそ、かえって魅力的に感じて欲しくなってしまう」という比喩だと考えたんだけれども、本気で引き返せないところまできてるなこの主人公。

 

崩れ落ちるAi 「I」

音も立てずに 遠ざかる蜃気楼のよう

儚く燃えるAi 「I」

闇さえ飲み込む 欲望にFall  戻れないLie

絶望 快感 シンドローム 「I」

そりゃ崩れ落ちるよって感じなんだけれども、きっとそれは本人にはわかってないんだろうな。音もなく、自分もその愛もどんどん崩れ落ちていくんだなぁ。自分が最初描いていた形とまるで変わっていることにもきっと気づけない。それでも君を求めることはやめられないし戻れもしない。そんなシンドローム=症候群に陥ってしまった。

 

間奏に和が少し混じるのが、遥か昔からこれが定められた僕の運命だと言っているようで、更に愛に縛られている(自分からそこに飛び込んでいる)みたいだなと思ったり。

 

君は僕を好きではないけれど、それでもそばにいてくれるんだねって。それは愛なのかな同情なのかな。それともどうだっていい相手だからなのかな……とか。

振り回されているというより、自分から振り回されにいってるというか、君しか見えていないからもうその人中心に世界がぐるんぐるん。ただきっと、好きで好きでたまらない気持ちを伝える方法を間違ってしまった結果、主人公の言葉を”君”はあまり本気で捉えてくれてないのかもしれない、とか。そんなことを考えてみたり。

 

また、ウルぷぅちゃんが語ってくれたライナーノーツで登場していた「Jealous guy」。

こんな脈絡があるようでないような感じで登場するんだから世界観的には引き続いてるんじゃないかと思ったりしたわけです。

君がいなきゃ世界はモノクロだと思ってしまうほどに君が好きでたまらないのに、自分以外の誰かと恋に落ちているんじゃないかと嫉妬に塗れる主人公のお話だと思っていたけれど、「I」の主人公はジェラガイよりもっと愛をこじらせてると思う。

まぁ、ジェラガイの主人公くんも、「Can you feel my love tonight?(今宵、僕の愛を感じてくれる?)」って聞いてるあたり、自分に自信はあまりなさそうだけど。でも「I」の方がジェラガイよりもかなり激情型。重いというか怖いレベルじゃない?危険な恋にもほどがある。(ここでの危険は精神的に危険の意)

 

 

結論。

へいせいじゃんぷさんに重たい恋の歌を歌わせるのは大正解ですありがとうございます!!!!(全く考察になってない)

披露するのめちゃめちゃ楽しみにしてるから絶対歌ってねへいせいじゃんぷさん…頼むよ……