そらいろ

そして 君に 恋をした!

しろき縹

 

2025.08.28 急転直下の即日卒業(離脱)発表から数日。まだ、数日なんだね。時が過ぎるのが遅い気がする。……と、まだだいぶ気持ちはこんがらがってはいるのだけど。でも普通に生きさせてほしいので、思いの丈をつらつらと。


舞台観劇云々のお話は別にもう話してるから、もうあの話はしないけれども。曲解されたツイートが万バズしていたけど、彼の人となりをさして知らない人がいう言葉を深く捉えても仕方がないかなと思うことにした。裕翔くん、言い訳をしない人だろうから。そう捉えられたならそれは自分の伝え方不足だと、そう思うんだろうなと思った。切り取られて拡散されたあの言葉たちについても。だから悔しいんだけれどね。そんな人じゃないよ、伝えたかった言葉はきっと違うと思うよ、と。ただまぁ、何が正しいのかはわからないけれど、8/6と8/10のインライを見たひとたちの中で本気でそう思ってる人なんて一握りなんじゃないかなと思ってる。……から、ここまでにしておく。

 


これまで研究してきた裕翔くんという人は、一言で言うなら"生きづらそうなひと"だった。

 

こだわりは強いけど、拘ってないと不安なんだろうな。
とにかく自分に自信がない。来た仕事は「あなたにその仕事を任せてよかった」と思ってもらえるように120%でやる。そうじゃなきゃそっぽ向かれるときっと未だに思ってる。他人にどう見られても良いじゃんなんて言えない。疲れた顔見せることなんてほとんどないねって言われてたもんね。疲れた顔見せるの、恥ずかしいと思ってるとも言ってた。それに、「俺なんかが」ってどっかで思ってる。"ちっぽけな私"は、謙遜して言ってるんじゃない、本音だね。自分がいなくてもきっとなんとかなると思ってて、そんなの嫌だなと思ってるけど、そうは言えないし、自分のやってきたことを自分が1番信じてない。自分のことを指して「眼中にない」って言えちゃうひとだよ。みんなに見合ってるかな、足りてないかもなぁってずっと思ってるね、きっと。ネガティブで、なかなか素直になれない。

あんなにキラキラしてるのに、なんだか闇の見えるひとだった。それでもいつだって笑顔で全力で楽しそうに見えてた。しんどい日だってあったと思う。ただ、メンバーとアイコンタクト取ってる時の裕翔くんはいつだって幸せそうだった。救われてたよ。アイドルであるあなたに、ずーっと。
なんでこの結末だったかはわからない。わかる日も来ないのかもしれない。だけど、わたしはやっぱりHey! Sɑy! JUMPのアイドルの裕翔くんを好きになった。裕翔くんに完落ちしたのはアイドルとして歌って踊ってる瞬間だったな。未だにその感動を忘れられないままで、その時の動画も未だに持ってる。じゃんぷの中にいる裕翔くんのことも大好きだったな。ベストといる時は大型犬の子犬がおにいちゃんたちに身体の大きさなんて考えずに戯れてるみたいで、本当に可愛かった。弟扱い嫌がってたけど、嫌がる姿を可愛がられてた。愛されてる自覚はあったね、きっと。セブンといる時は、ふたりのことお世話してるつもりでいたかな。3人が3人とも残りの2人のことお世話してるつもりでいて、とっても面白かった。お世話しなきゃって思われてたよ、あの知念くんに。ごきぶりポーカーの動画はきっとずっと宝物。だからずっと燻り続けると思う。元々いなかったひとにされるかもしれないという不安しかないけれど、それでも「ここにいたんだな」ってずっと追い続けると思う。歌割りが変わっても、立ち位置が変わっても、そこにきっと残像を見るし、影を探す。いなくなったことを自覚はした。思ったよりフラットにフェスが見られたのは、諦めたからかもしれないと思った自分もいる。じゃんぷさんがじゃんぷさんで、完璧なアイドルだったから、そんなことを思わせる余地がなかったからかもしれない。複雑ではあったけれど、じゃんぷが好きだなって思えた。けど、多分生で見るライブはやっぱり少し違う気がするから。好きなことは変わらないと思うけれど、突きつけられる現実にまだちゃんと直面してない気がするから。

 

裕翔くんのこと、むつかしいひとだと思ってるよ。
裏側をあまり見せたくないのは、素の自分に自信がないからかなとか。ずっと中島裕翔という人間を演じてるとも言われてた。「そうかも」って否定をしなかったところ、少し怖かったのは覚えてる。
私服を特定されるのも嫌だって言ってたね。あの文化、好きじゃないなぁって。でもオタクたちが同じものを持ちたくなる思考を理解してないわけじゃなさそうだった。だから妥協策なのか、なるべく当たり障りのないものを選びたいなと思ってるけど、それじゃ味気ないよねと思ってるって話もしてた。
切り替えがうまくできないとも言ってた。どうしても時間かかっちゃうんだって。だから、翌日が秘密の撮影だったからエイチコンの打ち上げ参加しなかったって。だから、あんなにたくさんいろんなことができる器用さはあるのに、心の面ではとっても不器用。
筋が通らないことも好きじゃないし、礼儀礼節に結構厳しい。昔はメンバーを注意してたとも言ってた。それに対して「ちょっとめんどくさい笑」とも言われてた。だから、見た目通り超が付くほどに真面目で誠実。それと同じくらいに融通が効かなくて、結構頑固。昔はもっともっと真面目で、冗談が通じなくて、とっつきにくかっただろうなって言ってた。未だにマジレッサーなところもあるけど、そこがとても面白い人だった。
殻に閉じこもるのを良しとするし、抱え込むタイプなんだなと一万字を読んだ時に感じたけれど、今もそんなに変わってない気がしてる。人に頼るの上手じゃないし、見えないけど立ち寄らせない壁を作っちゃうひと。やまちゃんとの確執があった時を振り返って、壁を作ってたのは自分だったと思うと言ってた。後ろ向きになって閉じこもって、世の中全部が敵かもしれないって思い込んで、人から自分を遠ざけてたって。だから、ただそばにいてくれた知念や薮くんが救いだったって言ってた。

わたしが見てきた裕翔くんはそんな人だった。
思い込みかもしれない。でも、そんな裕翔くんだから、あの文面であれだけ謝っているのかなとも思ったりもした。ファンの期待を裏切ること、自分の発した言葉たちに背を向けることとなること、メンバーの手を離してメンバーにも周りにも迷惑をかけること、全てをわかっていて、ただただ謝るしかできなかったんじゃないかなって。
どうしてこの結論に至ったかはわからないまま。あの文章だけで、納得しろって方が無理だなと思うから、あんな外向けの文章じゃなく、あなたの言葉が聞きたいとも思う。けれど、まだそれは先になるだろうから。

だから、わたしが好きになったアイドル裕翔くんを書き連ねていこうと思う。
歌は苦手だと言ってた。でもここ数年かなり歌に前向きになって、素人目にも急激に歌が伸びたように感じてた。印象的な歌割りを任されることも再び増えて、自信も少しずつついてたんじゃないかなと思う。歌い方も曲によって変えてて、聴くたびに好きだなって思ってた。
ダイナミックかつ繊細なダンスも、大好きだった。筋肉を覚えて武術をはじめて、身体の動かし方を根本から理解を始めたからなのか、動きが滑らかになったし、元々表情のあったダンスではあったけれど、さらに表現力が増したように思ってた。encore、ライブで双眼鏡ソロアングルしてみたかったな。だって絶対かっこいいよ。「そばにいさせて」のところの抱きしめる振り、想い人がそこに見えるようだった。あのダンス、生で見てみたかったな。
裕翔くんは周りの人と笑顔でいたい人なのかなと思ってた。笑わせたいし、笑ってたい。メンバーのことは特に笑わせたい。だから、ライブ中メンバーと目が合うところはほぼ絶対アイコンタクト取りにいって、時には触れて、時には大きくはしゃいで、メンバーの笑顔を見て満足そうだった。ファンとのコミュニケーションだってそう。笑顔にしたいって思ってるっていつか言ってた気がする。出来る限りありったけのファンサをして、楽しそうにしてるファンの反応を見た裕翔くん自身も楽しそうだった。あのスピードで捌いてるのに、ちゃんと反応見てるんだよあの人。すごいなぁって思いながらいつも見てた。
裕翔くんの曲中の煽りや効果音たち、この度のフェス終了後に『曲に彩りを加えていた』というポストを見て、なんだかとても腑に落ちた。裕翔くんの笑い声って、オノマトペにするなら「キャハキャハ」「キャッキャ」。もう30歳も超えた大人の男性から聞こえるオノマトペとは思えないけど、そのキャハキャハをよくマイクに乗せてくれてた。ちょっとした煽りだって音の調子の外し方だって、わかりやすいものではなかったけれど、会場中のボルテージをひとつ上げてくれるものだったんだろうなぁ。

……ねぇ、本当にアイドルじゃなくなるって言ってる?いまだに(2025.09.01現在)インスタにはアイドルの文字が残されてるままなのに?リンクは変えたのに?アイドルとして惜しい人だと自担贔屓目線かもしれないけど思ってる。なんなら今が裕翔くんのアイドル人生の中で全盛期なんじゃないかと思ってたくらい。そしてその全盛期が続くんだろうな、更新されていくんだろうなと思ってた。


アイドルじゃない裕翔くんを好きじゃないとは言わない。でも、アイドルの裕翔くんを好きになって、アイドルもやりながら役者もやってる、二足の草鞋を履いてる裕翔くんが好きだった。精神的にはキツかったことも多かったとは思う。アイドル仕事と演技仕事が重なることも多かったし、中には骨折してた時期もあったし、あまりに環境が苦しくて笑いにくかったと言ってたこともあった。コンリハに参加できなくて、振り入れが追いつかなくて焦ってた時期もあったって言ってた。そんな時にやまちねが居残ってくれて3人で合わせたんだって、嬉しかったっていつか言ってた。支えてくれる仲間がそばにいたから、乗り越えられたことがたっくさんあったんだろうなって、ちょっとしか知らないけれどそう思うから。
だからその仲間の手を離すことを決めた裕翔くんが、これから塞ぎ込んでしまった時、いっぱいいっぱいになってしまったときに、誰が1番そばで助けてくれるんだろうって。それでも決めた道だから、自分で考えて、頑張って頑張ってもがくのだろうけれど。弱い人じゃないのはわかってるけど、そんなに強い人じゃないから、不安な気持ちは拭えない。でも、この決断を不正解にしないで欲しい。追いかけるよ、変わらず。じゃんぷが7人になってしまったことも、裕翔くんがひとりきりになってしまったことも受け入れかけてる今だから、やっぱり好きは変わらないんだなって分かった。


嘘をつかれたとは思ってない。あの時の裕翔くんは確かにじゃんぷと見る永遠を信じてた。メンバーみんなと八重固結びして、これからも歩いていくと信じてたはず。だってあんなにメンバーのことが大好きなひとだよ。離れることを頭の片隅に置きながら、何食わぬ顔でそばにいるなんて出来っこない。けど、思いは変わる。人の心なんて移ろうもの。好きの感情に波があるように、他の場所に推しが増えるように、オタクの心だって動く。なのにアイドルにだけ永久を求めることはきっとできない。それでも信じさせて欲しいと思うから、涙が出るのだろうけど。………ねぇ、やっぱり無理だ。自分を納得させようとは思ってるんだけどさあ、無理だねえ。悔しいねえ。その手を離しちゃったんだ。現実だけは変わらないから分かったつもりなんだけど、突然悲しくなって、うまく笑えなくなる。どうしようもないね。
Hey! Sɑy! JUMPさんのことも、これまで通り追いかけていく所存。フェス見てて、このキラキラを摂取しなきゃ生きていけないと思ったんだなぁ。それはそこに自担がいなくても変わらなかった。歌割りの変更も「あぁそうなったんだ」「きっともっとこれからブラッシュアップされていくね」ってすんなり受け入れられた。歌えない歌を作らないために、早めに上書きしなければならない曲もあったんだなとこのフェスで確信したし、この痛みを伴う行為を続けていかなければならない彼らを追いかけ続けなきゃいけないとも思った。早く7人で上書きしなければならない曲は他にもあるし、歌われたらきっと泣くかもしれないと思う曲だってある。だからって、じゃんぷを追いかけない理由にはならないなと思ったので。現場にはこれからも行きたい。行かせて欲しい。除け者は、やだなぁ。その輪の中にいさせてほしいなぁ。JUMP担でいたいんだよなぁわたし。

 

薮ちゃんと一緒に遊んでるの、好きだったなぁ。くだらないことでずっと楽しそうだった。本当に兄弟みたいだった。よく2人でフェスにも行ってた。実生活では弟な薮ちゃんが、裕翔くんに対しては弟!って言って憚らないの好きでたまらなかった。「俺のおふざけに薮くんが付き合ってくれてる」って言ってた裕翔くんに対して、「薮が裕翔に付き合ってんじゃないの、裕翔が薮に付き合ってあげてんの」って辛辣な一言を返してた伊野尾さんのことも、きっとずっと思い出す。

裕翔くんの呼ぶ「たかっくん」昔からずーーーっと変わんなくってかわいいかったなぁ。雄也のことエスコートしてる裕翔くんのこと、何度見たわかんない。メンバーの中で雄也に対しては殊更、執事のような王子様のような手の差し伸べ方してたなって思い出す。と、思えばファンファーレとかでかなりねっとり絡んでみたり、イタズラ仕掛けてニコニコ笑い合ってたり。「たかっくんの自然な笑顔を撮れるのは俺が1番」って胸も張ってた。

どんなに頑張ってもいのちゃんの手のひらの上だった裕翔くん、愛おしかったなぁ。伝説のごきぶりポーカーの「なんでわかるのぉ」「わかるよ!」ないのゆと、本当に好きだったなぁ。ラスマの出サビのいのゆとパートの部分のこと、「いのちゃんから視線絶対外さないようにしてる」って言ってたのも好きだった。お互いから好きが溢れてるいのゆと、たまに絡みがセンシティブででもかわいくて、きっとずっと好きなままだろうな。

光くんと裕翔くんのバンドでの縁の下の力持ちコンビ、波長が合っててここも兄弟みたいだったなぁ。ひかの耳のことがあってから配信されたYouTubeライブ、自分も大きな声出しがちな人だけど、突発的に大きな音がした時には隣に座ってたひかに対して「大丈夫?」って肩に手を置いて毎回声をかけてた。優しい人だなぁって思ってた。smash.のバンド組の企画、狂おしいほど好きだったなぁ。弟扱いされるの嫌だって言いながらも、三つ巴に対しては遠慮なく甘やかされにいく裕翔くん、いつまでも見ていたかったな。

大きくなったのに自分のサイズ感を忘れて大ちゃんに絡みに行く裕翔くん、1番犬っぽさがよく見えてたのは大ちゃんとの絡みだった気がするなぁ。1番年齢の近いおにいちゃん。すっぽり自分にハマるサイズ感なのに、強く抱きしめても壊れなさそうなお兄ちゃんだと思ってたかな。若干絡み方がバイオレンス気味というか、力強くておもしろかったなぁ。エイチコンのドキュメンタリーでの後ろから羽交締めハグの構図、よく見たなぁ、遠慮ないなぁ、楽しそうだなぁってずっと思ってた。

お互いのことを"青春"と言ってたゆとゆりちゃん。お互いに甘やかし甘やかされてとても可愛かった。YYクラブの「ゆうてぃと出来ないならやらない。他の人となんてしないよ」みたいなことを言ってた知念ちゃんのかわいさは忘れないし、それにまんまと裕翔くんがメロメロになってるのも良かったな。時折知念ちゃんは裕翔くんのことを真正面から口説くので心臓に悪かったけど、ピュアでナチュラルでかわいかった。お互いがお互いに向ける気持ちに邪念とか不純物が何も見えないゆとゆり、いつまでもそのままでいてほしかった。

永遠のライバルでいちばんの理解者って言ってたゆとやま。語れば止まらないけれど、わたしはやっぱりこのシンメが大好きだった。やまちゃんが元気なくても機嫌悪くても、気にしないフリして絡みに行くようにしてた裕翔くん。それに対してやまちゃんは、曖昧ではあるけど笑顔を見せてくれてたし、機嫌悪い対応はあまりしてなかった。やまちゃんはなんだかんだ割と裕翔くんには甘かったから、他メンバーとの差がおもしろかったなぁ。「お前がいるから俺がいる」とちゃんと裕翔くんに伝えてたやまちゃん。そう言ってもらえてるんだから頑張らなきゃなって思ってた裕翔くん。そんな裕翔くんを見て負けらんないって思ってたやまちゃん。複雑だった時期を越えて、最強の相方と互いに認めて背中預けあって戦ってたように見えてた。だから、この2人が手を離す日が来るなんて思ってなかった。裕翔くんが手を離すことを決めても、やまちゃんは絶対に離すつもりないだろうなって、そう思ってた。

 

じゃんぷの活動があるから、自分の仕事が出来ないと思ってるなら、まだ良いんだ。自分の仕事のせいで、じゃんぷの活動が出来ないから、だから身を引く。そんな風に考えての離脱じゃなきゃ良いなって今は思ってる。この夏の大型音楽番組への出演がなかった件、自分の責任だと思ってなきゃいいな。自分がいなければ出れたかもって考えてなきゃいい。「そんなにグループ活動してないんだから」って言われていたけれど、自分がもっと切り替えがうまかったらもっとじゃんぷとして活動できてたかもしれないって、そんな後ろ向きな理由がこの度の離脱に含まれてなきゃいいなって思ってる。

 

裕翔くんの人生だから、好きなように、やりたいように生きてほしい。後悔はしないで欲しいから、この決断の後押しもしたい。
けどやっぱり、裕翔くんがHey! Sɑy! JUMPでなくなってしまったことが悔しくてならない。
紛れもなく最強のアイドルだったよ。スポットライトの中だけじゃない、暗転中でも表情を崩さない、キラキラアイドルだった。わたしにとっては1番星のアイドルだった。
だからまだ、この傷が癒えるには時間がかかる。けど、前を向かなきゃなぁとフェスを見て思った。前を向くしかない彼らがそこにいる。じゃんぷの背中も押していたいので。

 

そんなこんなのお気持ち表明。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

2025.09.01

そのふたつを友とした。

 

舞台「みんな鳥になって」

https://setagaya-pt.jp/stage/25004/

千穐楽が終わり、数日。どこから書いて良いのかわからなかった感想をようやく書き上げられましたので。

 

予習してから行ってよかったし、過去の勉強がこんなに役立つなんて思ってなかった。

 

なぜ。どうして。

個人ではなく、民族に対して生まれる嫌悪感や拒絶感。現代の日本人(というのは少し主語が大きすぎるかもしれないけれど)として生きている中で、宗教というものはとってもそばにあるものではあるけれど、その信仰によって自分達の輪の中の人間ではないと排除したり遠ざけたりすることはほとんどないまま。宗教というものを授業の中で習うことはあっても、そこには“学問”や“歴史”としてのもののみで。その信仰がゆえの差別を自身が思うこともそれを日常で感じることもなかったように思う

だから、直感で感じたものは「どうして、そこまで。」

 

それがアイデンティティ。それが生きていく根幹で、揺るがないもの。継承という名前を付けてダヴィットがエイタンに強く強く語ったこと。それを「トラウマを植え付けて生きて欲しいからだ。継承という名前をつけて。さすがに人殺しとは言えないからね」と拒絶していたエイタン。ユダヤ人とアラブ人の歴史の中で

一定の部分で教義が重なっていて(だからあの地域の聖なる土地が同じ土地で、奪い合いに繋がっているわけだけれども)、ただそこから分たれたもの、辿ってきた歴史、迫害されてきた過去、そして今。そのすべてを実際には経験してきていないエイタンに背負えというのは酷で、けれどその歴史(舞台では血と肉体という表し方をしていたけれど)を経たあとに生まれてきたエイタンには、その過去(=罪悪感)を無視して生きていくことを許すことはできない。・・・とダヴィットは言いたかったのだろうけれど。

 

ダヴィットは「あの女が憎いわけじゃない」とも言っていた。ワヒダ個人をエイタンやダヴィット個人の敵と言っているのではない。アラブ人がユダヤ人の敵なのだと、ずっと大きな集合である民族の話をしていて。だから相容れない存在なのだと。愛するのも良い、一緒に住むのも良い、結婚をするのだって好きならばそれでいいだろう。ただ、それがアラブ人とユダヤ人との間であるのならば家族として許すわけにはいかない。許せばそれはユダヤ人から敵と見做されることと同義となるのだろうなと。それがゆえにダヴィットは「あの女と一緒に住め。そしてお前のことを“親殺し”と呼ぼう」と吐き捨てたのだなと解釈。そしてだからこそエイタンの思いとすれ違うのだろうと。「わかってる。でも好きなんだ。簡単なことだよ」と、あくまでもエイタンはワヒダとエイタンという個人の話をしているのであって、2人の間には他のことなんて何もない。ただ“46本の染色体があるだけ”。だからこそダヴィットとノラの思いがエイタンの思いと交わるわけがない。

 

ワヒダとエイタンの出会いの図書館。エイタンは偶然の完全な調和と夢現にワヒダに語りながらも、やはり自分は「懐疑論者で客体主義者だ」とも言う。精神なんて信じていないし、奇跡なんてものを信じるのは精神の弱い人間のすることだ、みたいなことも言ってた。それでも、「愛の前では全て無力だ」とワヒダに出会って見つけた新たな価値観を否定せず、魔法のような説明のつかない出来事だってあるのだと新たな世界に足を踏み入れようとしていたのだろうと思った。それは確かにダヴィットたちからすれば倒錯的で、頭の中がお花畑で、今だけ燃え上がっているものに見えないこともないのだろうとも。柔軟で、青くて、純粋で。ユダヤ人としての歴史を何も知らないわけではないし、ユダヤ人とアラブ人の民族間の抗争について知らないわけでもない。けれど、そんなことは愛の間にはちっぽけなことだと本気で考えていたんだなと。「おじいちゃんがどんな経験をしていても、お父さんの遺伝子にはなんの影響もない。もし過去の出来事が遺伝子に刻みつけられているならば、どうして他の民族に同じことができるの?」とダヴィットを半ば詰るエイタンの気持ちもわからなくもないけれど、ノラの「家族が敵の中に入っていくのを黙って見ていられない」と涙ながらの言葉もその文化の中で生きていれば思って当然。

 

ダヴィット「偶然なんかに身を任せられるか」レア「“偶然”って?」ワヒダ「わからない」

・エデン「その胸に飛び込んでくる“偶然の鳥”たち。でもその偶然に身を任せてはいけない。彼らは期待をさせるだけさせて、飛び立ってしまう」

台詞がかなりニュアンスで申し訳ないのだけれど(3回見たとてあの膨大な台詞量のあの言い回しを完璧には頭に入れられなかった)、ダヴィットにとってはワヒダの存在がエイタンにとっての“偶然の鳥”で、きっとワヒダと一緒にいることで幸せになるどころか引き裂かれて命を奪われると考えていたのだろうなと、2回目でようやく思い至れた。だから諦めさせたかった。どんな言い方をしてもいい、今は自分に反発していても、近い将来それが正しかったとわかってもらえると信じていた。ワヒダ側からも諦めさせたくて、「どうしてあの子だったんだ」「真っ当な人生しか望んでいなかった」「男なんて誰だって寄ってくるだろう」と酷く彼女を詰ってた。早くエイタンから去れとしか言わないダヴィットの姿は、息子を思うばかりなのはわかっていても、愛に燃え上がっていたあの頃のふたりには逆効果でしかなかった。それゆえに開けてはならなかったパンドラの箱の鍵をエイタンが手にするきっかけを作ってしまった。

 

エトガールがダヴィットに真実を話す場面。それまでにダヴィットが口汚くアラブ人を語った後に淡々とした口調で「お前はアラブ人だ。ユダヤ人の血など流れていない」と告げる。ダヴィットとエトガールの感情の落差。「言葉は既にそこにあった」と何事も全ては神の思し召しだと受け入れるように語れるエトガールと、何を言っているのかひとつもわからず理解もできず絶望に打ちひしがれるしかないダヴィット。若き日のエトガールとレアのシーンが間に挟まれることで観客は薄々勘づいて、ノラの「早すぎる。少しずつ癒すの」の言葉に頷いたエイタンを見てこれからの展開を予想し、きっとエトガールが伝えるのだろうと思い、だとしても今この場面で伝えるのかと観客すらも絶望する。

あの後、それまでおおらかに淡々と喋っていたエトガールが声を荒げて「頭がおかしくなければどうしてアラブ人の子どもなんか攫うんだ。戦争の最中に」「全てに嘘をついた。お前が全てだった。じゃなきゃどうして信じ込ませることができる?」「靴箱からお前を見つけたんじゃない、死の匂いの中でお前を見つけたんだ」の言葉たちはどれも悲しい本音で、50年間隠し通してきて、こんなことがなければ死ぬまで隠し通したはずの秘密。命の奪い合いをしている中で見つけた“生”の存在。きっとエトガールにはアラブ人の子であることはわかっていても、見つけた瞬間から縋らずにはいられない希望の存在となってしまったのだろうなと思った。そしてダヴィットを手放せないと思ってしまったからこそ、自分を騙し、周りを欺き、レアにも背負わせた。ダヴィットを個人として愛していたから。・・・だから、エイタンが家族にワヒダを紹介した時に、エトガールだけはエイタンを否定しようとしなかったのかもしれないなと。家族全員が否定してはいけないと思っていたからかなと最初は思っていたけれど、アラブ人だとわかっていて、集団としては敵だけれども、個人として愛してしまうことは仕方のないことなのだとわかっていたからなのではないかなと。

 

壁の向こうを見てきたワヒダが選んだ「わたしはアラブ人。わたしはこれなの。」

自身が植え付けられ教え込まれてきた偏見の中で、“アラブ人”として生きていけなかったのだ、目を逸らしてきたのだと自分を認め、向き合おうとする強さ。エイタンのことは愛しているけれど、自分が認められずにいたアラブ人としての自分を知ってしまったからこそ、一緒にいることはできないとしっかり語ったワヒダ。青かったのだと認め、わかって欲しいと涙ながらにエイタンに告げていた。この時点のエイタンは既にダヴィットの出自を知ってはいたはず(時系列的には「きちんと理解したんだね」のあとだったはずなので)だから、これから自分もそれと向き合わなければならないこともわかっていただろうし、世界を脇役にふたりで生きていけるわけじゃないことも、遠い場所での出来事だと思っていたはずのテロに巻き込まれたことでわかってしまったのだろうなと。壁の向こう側とこちら側を行き来できる鳥を自分達に見立てて、いつか再び向き合える未来を願って別れる。ワヒダの意志を覆すことができないことも、その決断の所以も深く理解できたからこそ、エイタンは「わかった」「引き止めないよ」と溢れる涙を堪えることもないままに頷く。そうなるしかないとわかっていても、この場面は何度見てもひどく切なかったなと。

 

「お父さんのお墓に置く石は、お父さんが生まれた場所のものがいい」

民族の狭間で揺れ動きながら、エイタンは「ふたつの民族の間に生まれたエイタンは、決して慰めたりしない」と結論を出したシーン。ワヒダと出会った頃の明るくまだ若く幼く見えたエイタンからいくつもの皮が剥けて、父親の死も乗り越えて大人になった(ならざるを得なかったとも言えるのかもしれないけれど、いずれ向き合わねばならない問題だったはず)ように見えた。奪われてしまった名前と、文化と、宗教。自分が代わりに手にできるものではないし、そんな言葉を必要とされているわけでもない。ただ、ふたつの民族を合わせ持つとわかった自分が何と向き合って、どう生きていくのか。知らずにいたこと、知っているけれど当事者としてエイタン自身も捉えられていなかったことと向き合わなくちゃいけない。

ダヴィットの最期の場面での魚と鳥の話はきっと、カフェでダヴィットが声高に「あいつらと俺たちは魚と鳥ぐらい違う」と語っていたことの対比であったのだろうし、“どちらともと生きる”という形をとれるのは、ふたつともを理解しようとするものだけなのだろうなと。植え付けられたものはそう簡単には解けない。けれど、何も知ろうとしなければ何も始まらないんだなと。

だから“慰め”はいらない。“慰めたりしない”んだろうな、と。

 

ある程度予習をしておかないとわからない、とのことでユダヤ人の歴史、パレスチナの戦争、ホロコースト等、頭に入れておいた方がわかりやすいと聞いた知識を入れてから初観劇に挑んだのだけれども、なんなら旧約聖書を読んでいる前提で話が進むのだなぁと。というか、その辺に明るいとよりわかりやすいのだなぁという。それが精神の軸に通っている人々のお話なのだから、当然ではあるのだけれど、聖書に明るいってなかなか日本人には遠いところもあるなぁと思った。あとからの感想ではあるのだけれど。「目には目を、歯には歯を」だってハンムラビ法典ではあるけれど、旧約聖書レビ記に「目には目を」という一説があるんだとか、「われわれの祖先はエジプトから海を渡った」という話だって、まさに出エジプト記なんだろうし、「約束の地」というのは“カナン”だよねきっと、その前提で聞いていたら間違い無いよねとか、「海よ割れろ、風よ立て」はモーゼの海割りと考えて差し支えないものなんだよね、とか。いわゆる“モーゼ五書”と呼ばれるものに関しては、イスラム教にもユダヤ教にも共通するところだから、大まかにでも話を知っているとすんなり頭に入ってきやすいし、含められた意味とかも深く考えやすいのかなと。とはいえかなり前の知識(過去に数年間ほど新約聖書の一部と旧約聖書の一部を深く学んでいたことがある)なので、知っている言葉から初観劇後に調べ直したという経緯はあるのだけれど。ただ、旧約聖書を開いて読むまでには至れなかったところは反省点ではある。出エジプト記レビ記は読んでおくべきだったかもしれないと後になって思った。なんならわたしが学んでいたのはキリスト教視点からではあるので、またちょっと知識の枝分かれの先で感じ方は異なるのだろうなとは思いつつ(血と肉体と聞けば、ワインとパンを思い浮かべるような)。民族特有の罪悪感と贖罪の関係性とは?とかそういうところが気になってしまったり。その辺りがまたユダヤ教キリスト教の分岐点で、難解さの所以というのだろうなと思ったり。

でも別に、今の自分と宗教がそこまで遠いわけでもない気もしたり。だって神社だって寺にだって行くし、過去には礼拝もしていたわけで。でも、そういう”どれかひとつじゃない”というところが宗教からある意味遠ざかっているのだろうなとも感じた。たとえば、ハッピーホリデーズではなくて、ハッピークリスマスって言ったって問題ない価値観の中で生きていることとか。小さな事柄かもしれないけれど、そんな日本で生きてきたから、理解しにくい事柄も多いのだろうなと。だから「どうして、そこまで」と思わざるを得ないのだろな。

 

裕翔くんがこの舞台をやっていなければ、深く考えることも識ることもなかった事柄がいくつもあった。知っていた項目も多かったけれど、細かい事柄については知らなかったし、知ろうとも思わなかった。

自分が生きている環境がいかに恵まれているのか、日常で実感はできない。けれど、今も戦争は続いていて、人が人に銃を向け合う状況がなくなったわけじゃないこと。忙殺されていく日々の中で、いつも心に留められるわけじゃないけれど、無関心でいてはいけないこと。わかった気になってはいけないけれど、なにもわからないと耳を塞いではいけないこと。過去の歴史では無い、いまも起こっていることなのだと。

 

 

 

ここまで舞台の内容に触れながらつらつらと感想を書き殴っていたわけですが、全部が全部さらえているわけじゃないし、図書館のシーンの「勝手に喋ってる……。勝手に喋っていい?勝手に喋るね!」の3段活用のエイタンが無邪気で可愛かったとか、酵母菌と人間との間のゲノムにはそんなに違いがないし、蛙と比べても変わんないとか言っちゃう女性の気持ちをちっとも理解してない遺伝子オタクのエイタンがおもしろかわいいなとか、ただそんなエイタンがワヒダには激ハマりしたのねとか、そんな感想もあったのですが(だって、ワヒダとエイタンの恋の場面は他の場面との対比で殊更にかわいくポップに描かれているし、玲ちゃんも裕翔くんも表情が豊かでとってもかわいいなぁと思うしかなかったでしょう、みなさま。)、そんな場面があったことは遠い過去の出来事かのようなそれからのストーリーに打ちのめされるばかりでした。

 

 

全37公演。

千穐楽をむかえ、ゆっくり身体を休められていると良いのですが…としか言いようのない舞台だったように思います。

カンパニーのみなさま、スタッフのみなさま、お疲れ様でした。

 

 

中島裕翔くんスターターセット※リンク集

タイトル通り、リンク集です。

動画に繋がるもの、そうでないもの、あと省いてしまったものもかなりあります。

随時追加されるかもしれませんが、とりあえず。

 

中島裕翔くん 1993.08.10 180cm A型

https://www.instagram.com/iam_yuto_nakajima/

Hey! Say! JUMPのメンバーであり、Hey! Say! 7のメンバーでもある。

メンバーカラー水色、末っ子から2番目で、身長は一番でっかい(多分)

https://bio.to/HeySayJUMP

180cmになっていた、と2025年2月京セラドーム公演にてご報告がありました。

 

現在、MENS NON-NO レギュラーモデル中。WEB連載中のGAROUのリンク集を以下に。

https://www.mensnonno.jp/tag/yuto-nakajima/?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAaaYzQGGsJqWQL4B9NBozk9zRCn6DtqRbefShA_bKEm2pkRcYmqio7DFBwE_aem_Vn86SdWS4r7E3PmPQ0EwDg

 

ここからは出演作を

映画に関しては全て載せております。予告編(youtube)に全て飛びます。

・ピンクとグレー(主演)

https://youtu.be/sDrLlPCW-Qo?si=0Ndb-LEvCBgt2Gm-

僕らのごはんは明日で待ってる(主演)

https://youtu.be/9IMCtzEfWBc?si=5IrAXVH6QV-F4Rri

・#マンホール(主演)

https://youtu.be/X57Bd67RMmY?si=uuFXSB6wALVzavhv

・366日

https://youtu.be/YCUALPk8dsg?si=tCORzt8MV5Q79lOv

 

ドラマに関しては抜粋です。

HPに飛ぶもの、現在配信中のサイトに飛ぶもの、予告編のyoutubeに飛ぶもの、SNSに飛ぶものとさまざまです。

野ブタ。をプロデュース(幼い裕翔くんがとても可愛いです)

https://www.hulu.jp/nobuta-wo-produce

・スクラップ・ティーチャー(主演)

https://www.ntv.co.jp/scrap/static/chart.html

・理想の息子

https://www.ntv.co.jp/perfectson/static/chart.html

半沢直樹 season1

https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/2013/chart/0.html#skzlksp

・弱くても勝てます

https://www.hulu.jp/baseball-brainiacs

水球ヤンキース(主演)

https://fod.fujitv.co.jp/title/4593/

・デート〜恋とはどんなものかしら〜

https://fod.fujitv.co.jp/title/4625/

HOPE〜期待ゼロの新入社員〜(主演)

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/hope/index.html

・SUITS/スーツ

https://www.fujitv.co.jp/SUITS2/

・僕はどこから(主演)

https://youtu.be/2Vaphecns6Y?si=9wsAh04g-wUvKwb8

・しずかちゃんとパパ

https://youtu.be/BEBaweiuzmY?si=ztqvzbFOOPuMHlE5

・純愛ディソナンス(主演)

https://www.instagram.com/lovedisso_fuji/?hl=ja

・大奥

https://youtu.be/MJ1cjO8k8Dg?si=lxsCRiipZLmTHxXY

・秘密〜THE TOP SECRET〜(主演)

https://www.instagram.com/himitsu_ktv/#

https://www.youtube.com/watch?v=Dw_iwgIhhg4

・ゴールドサンセット

https://youtu.be/jJtdXg2wsGQ?si=ZUyZINPWozZYYfhP

 

出演舞台に関しては、出演決定時の記事サイトが残っていたWILDに関してはそちらを。残りの二つに関しては舞台のサイトが残っていたのでそちらをリンクしております。

・WILD(主演)

https://spice.eplus.jp/articles/229605

・ウェンディ&ピーターパン(主演)

https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/21_WPP/

・ひげよ、さらば(主演)

https://stage.parco.jp/program/higeyosaraba/

 

その他、MVについてはHey! Say! JUMPYOUTUBEチャンネルを見てくださいませ。

https://www.youtube.com/channel/UCFzXU6-djdXlDvXI3-2Appw

その中でも特に見ていただきたいものについては以下へ。

・明日へのYELL(ドラマ水球ヤンキース主題歌)

https://youtu.be/6zdXQJqPjsQ?si=wX2QaQacsfo7-eCp

・I am(ドラマ僕はどこから主題歌)

https://youtu.be/dXx9KW5oJnk?si=wOnnZZjXu0SHvjCA

・BANGER NIGHT(歌い出しとサビセンターいただいているので)

https://youtu.be/OoY-Lnm2HaU?si=JhgLKeK1Ry6Z66cm

Fate or Destiny(ドラマ純愛ディソナンス主題歌・英語歌詞の歌い上げにご注目)

https://youtu.be/_wl7C2Qr0KQ?si=-99vJxyfhjePI6ji

・UMP(水属性な裕翔くんがとても良いので)

https://youtu.be/-c2GN677zOQ?si=3N--aa1gisSZgHjq

 

パフォーマンスについては私が特に好きなものをリンクにしました。

解釈違いがあったらすみません。

・ペットショップラブモーション(うさぎ×裕翔くんは必修科目です)

https://youtu.be/dRoGjHVbJ4s?si=NOJg0oZP5naSpD1X

女王蜂(この方ドラムも叩けるんです)

https://youtu.be/UX_1BT1Dauw?si=esNjKS8zfCeeVuO8

・クランメリア(スタンドマイク捌き、ハット捌きが神です)

https://youtu.be/iBM4O6tMxKk?si=rV9serh95Xk8ovDr

・DEAR MY LOVER ダンスプラクティス(とっても楽しそうな裕翔くんが好きです)

https://youtu.be/pFmEZoinEAQ?si=KJiHGtxKlRE168xf

・Evens Knot(透明感のある歌声を堪能してください)

https://youtu.be/wqPfPcZYaLE?si=mOCWCSKNy8duTnIP

・Donkey Gongs ダンスプラクティス(力強いダンスに惚れ惚れします)

https://youtu.be/5O4g0AAt858?si=aqDgXRGX9dH_9RsZ

 

メイキング等々(かわいい裕翔くんを厳選)

・春玄鳥 お絵描き making(弟裕翔くん万歳)

https://youtu.be/yjXkikN2urE?si=NPFIIOsRk4zTdQYs

・Happy Birthdaaaaaaaay,dear Ryosuke Yamada(カメラ回しが上手い)

https://www.youtube.com/watch?v=MVI0B3TZrgs

 

テンプスタッフWEB限定動画(なぜこうなった?と今でも思ってますが有難い動画です)

https://youtu.be/LaJtsyxSvs4?si=Zx2xcBCfrRqlpQ5V

・クラッ活プロジェクトWEB限定動画(完全に甘えてる裕翔くんと甘やかしてる周りが最高)

https://youtu.be/5S4TC5hfTlU?si=rjGWrUaijb7JDRj9

・Mステカメラ(時間指定済みです)

https://youtu.be/M5K6u4vLAm4?si=1aCEaHl-WUVK1SZd&t=123

https://youtu.be/sI2WFlSMpSI?si=w1b7B7UtyPHcraZd&t=84

 

 

好きだったわけよ

 

(映画「366日」ネタバレを含めた感想を、プライベッターよりサルベージ)

https://movies.shochiku.co.jp/366movie/

 

小説を読む前に、個人的に琉晴を考えて掘り下げたい。

 

美海とは幼馴染。ずっとそばで見守ってきた大切な存在で、誰よりも守りたい存在。他の誰かじゃなくて自分が一番そばにいたいと思ったこともあったのだろうけれど、美海が自分の想いに全く気づいていないことはわかっているし、ここまで一緒にいて意識されていないために想いを伝えても玉砕した上にそばにいられなくなることもわかっているため、誰よりも大切な相手だからこそ想いを伝えないことを選んでいるんだろうなと。
そんな中、高校1年生の時に湊と美海が出会い、2人が惹かれていくのをやはり美海の隣でずっと優しく時に切なく見つめ続けていた琉晴。ただその背中を、その横顔を見られていることを知られないように見つめ続けている姿が印象的でした。
湊の卒業式の日、今日ならば、と意を決して「好きだ」と口に出そうとするも、やはり美海の想いを優先し、その背中を押すに止めた琉晴。「今年は誕生日が来て欲しくなかった」と拗ねたように口にした美海を見て一瞬だけ切なそうな顔をして、それから自分の気持ちを誤魔化しいつものように美海の鼻を摘んで「湊先輩のところに行かなくていいのか?」と自分の想いなんて完全に後回しにしている琉晴の笑顔が儚く見えてならなかったです。教室のシーンを見ていた湊がいたことを考えると、琉晴の気持ちを少なくとも湊は当時から薄々は勘づいていたと考える方が自然だろうなぁと思ったりはしました。

湊のそばにいたい。湊と一緒にいたい。
美海の口から出る自分ではない他の人への想いをなんでもない顔をして聞き続け、その背中を優しく押し続け、美海の上京も温かく見送っていた琉晴。周りがどう言おうと、どんな気持ちを持っていたとしても、美海の人生だから好きに生きればいい、何があっても自分は味方でいると、自分だけは変わらないと伝える琉晴の気持ちは一向に知られることのないまま。「一生伝えるつもりはなかった」と後で語った琉晴を見て、例えば美海と湊が結ばれる日が来たとして、本当に諦められたんだろうかとは考えてみましたが。「何度も諦めようと思った」はきっと嘘じゃないし、それでも諦めきれないまま、もしかしたら誰とも結ばれることのないままに想いを抱えたまま、青くて広い海を見つめて生きていくつもりだったのかもしれないなぁと考えてまた切なくなってみたり。
あと、琉晴が美海と湊の家に来たことを知った湊の声が、自分の置かれた状況とは別の意味で硬くなったのは、湊が琉晴の気持ちを知っているからだろうなぁと思ったりもしました。琉晴に全くその気がないことなんて知らないのだろうから当然なんだろうけれど、それが別れを告げる直前の湊の本当の気持ちなんでしょうよ、とも。美海を縛りたくない・夢を諦める美海を見たくない・美海には笑顔でいて欲しいという気持ちと、美海に誰よりもそばにいて欲しいという気持ちがかなりせめぎ合っていたことがわかって、ここも苦しかったですね。

話が湊にそれてしまいましたけれども(というか湊の心情というか、この物語全体についてめちゃめちゃ考えたいし順を追って掘り下げたい気持ちが強すぎる)、湊と別れ沖縄へ帰ってきた時も一番に出迎え、妊娠の事実もただそこにあるがままに受け入れ、以前言葉にした「俺は美海の味方だから」を突き通し続けた琉晴。
美海から沖縄に帰ってくることになったであろう経緯を聞いている琉晴の表情がひどく硬く、この決断を下した美海の一番の味方でいるために、自分は一体どうしたらいいだろうと考えを巡らせていたのかもしれないなと思いました。妊娠の事実を両親に告げるその場にも同席していた琉晴に若干びっくりしたんですけれども、最初からここで嘘の父親として名乗り出るつもりだったんだろうなぁと思い至りました。湊先輩がいないなら、自分が。事情は知らないにせよ、こんな状況の美海のそばにいることを湊が放棄したのならば、美海の隣にいられるのは自分かもしれない。沖縄の地にすでにある程度の基盤を持って生活していたであろう琉晴が、美海と美海の腹の中の子どものこと、そして今までずっと奥底に沈めてきた自分の想いを大事にするために時間をかけずに出した結論がそれだったのだろうなと。だからきっと想いを告げるのは今しかない。冗談ではないと自分の想いを違わず受けとってもらえるのは今しかない、と。とはいえ、ここでようやく美海に想いを告げたとして、受け入れてもらえるとも湊を超えて好きになってもらえるとも思っていないんだろうなというのが丸わかりだったのも切なかったですね。「誰とも結婚する気ないよ?」と美海のセリフもその心は「全てを捧げたいと思える相手は湊しかいない」だってこともわかっていただろうし、「まだ湊先輩のことが好きか?」に答えられなかった美海を見て、「それでもいいよ」とずっと想っていていい、と伝えているわけで。「そばにいさせてよ」と言った通り、大変だった時間を隣でずっと献身的に支え続けた琉晴はきっと、それでも美海にとっても陽葵にとっても本当に一番にそばにいて欲しい相手(そばにいなきゃいけない相手)が湊なんだろうなとずっと考えていたんだろうな、と。だから、結婚式の前日に沖縄に現れた湊を見て「あれから美海は独りでずっと大変だった」って叫んだんじゃないかなと思いました。じゃなきゃあんな言葉出て来ない。自分がそばにいて、美海の家族もそばにいて、美海は一人きりではなかったはずなのに“独りだった”と告げる。独身だったという意味もあるのかもしれないけれど、一番辛い時にそばにいて欲しい湊がそばにいなかったことを強く詰った。今更なんで会いにきたのかと、もっと早くそばにきて支えてやれたんじゃないのか、それができたのは湊だけだったはずだと。美海の父と自分の会話を見て、表情を凍らせる湊を見た琉晴には、湊が今も変わらず美海を大切に想っていることは丸わかりだったでしょうから、「だったらどうして」と。あの日でなければ、もしかしたら深く事情を聞こうとしていたかもしれないな、とも思いました。とはいえ、湊の置かれていた状況は湊自身が美海に隠していたわけだから、琉晴は知る由もない。たとえば、琉晴が美海の知らない湊の事情を知ることとなったならば、必死に必死に心を砕いた上で「帰ってください」ではない別の決断を下していただろうなと思ったりもしました。そして美海の両親や、周りに何を言われようと、美海も陽葵もこの方が笑顔でいらえる、元々こうあるべきだったんだ、と笑ってみせるのだろうなぁとも。

ホスピスであろうシーンで琉晴が美海にあのMDを隠してしまったことを告白することになったことも、最初に見た時にはこんなことでもなきゃ明かすつもりなかったのかも?なんて思っていたのですが、陽葵が二十歳になって自身が本当の父ではないと告白した時に、MDと共に明かすつもりだったのかなぁと思いました。誰よりも美海を優先してきた琉晴が唯一自分の気持ちを優先したと誰よりも伝えたくなかったであろう美海に明かさなければならなかった琉晴の気持ちを考えれば考えるほどに切なくなりました。
ただ、美海はそもそも声を吹き込んだ時にはMDが届くなんて思っていなかった。(「(MDは)届いてなかったわけよ」という琉晴の告白に目を丸くして驚いた顔をした美海の表情には、単純な驚きは見えたものの、琉晴を責めるような表情には見えなかったですしね。)結婚すること、もうあなたを愛することはできないけれど誰よりも愛していたと、自分の恋と決別するために投函しただけのものだったんじゃないかなと。だから「誰よりも愛しています」を「誰よりも愛していました」として、日付も書き足したんじゃないのかなと。後に砂浜で湊とすれ違った際にも、近寄ろうとして立ち止まりただ見つめ合うだけで言葉さえ交わさなかった(交わせなかったとも言えるのだろうけれど)。その時にあのMDのことが頭をよぎっていたとして、ちゃんと届いたか確かめることができるとも思っていなかったはずだし、何かを変えようと思って投函したものでもきっとなかった。ただ、琉晴としてはずっとそばで美海を見つめてきた中で、ようやく美海からの返事をもらい、いざ結婚式を挙げるぞ、という前日に突然沖縄に帰ってきた湊と出会ってしまった。もし2人が再会してしまったら、美海は、陽葵はもう自分のそばにはいてくれないと半ば信じきって、町中を探し回った。その先の真喜屋家で「366日」と美海の字で書かれたそれがポストから現れた。湊に美海が隠し通してきた真実を伝えてしまった上で「帰ってください」と頭を下げたあと、手元に不意に現れた美海の想いの象徴に、どれだけ愕然としたんだろうかと。そしてラベルに書いてある文字をじっと見つめ、それから咄嗟に隠してしまった。あのラベルの意味をきっと琉晴は、「やはり美海には湊先輩だけなんだな」と受け取ったんじゃないかなと思います。本当は引き合わせた方がいいと心の中でわかっていたはずの琉晴が、なりふり構っていられなかった瞬間がたまらなく切なかったです。「絶対幸せにする」と家に帰ってきた美海と陽葵を抱きしめた琉晴の覚悟は、見ているこちらには計り知れないものだろうなとも。ただ、きっといつか湊の元へ旅立ってしまう美海と陽葵の背中を思い描いてきた日々だったのでしょう。12年一緒に家族として生活していても、「最期は本当の家族で過ごして欲しい」と自分を輪の外に置いてしまう琉晴がそこにいたことがその答えなんだろうなと。自分は彼女たちの本当の家族ではない、自分が奪ってしまったものがある、本当はこうじゃないんだと、何度唱えていたんだろうか、と。美海のことが好きだからそばにいたい、支えたいと伝えていたとは言え、美海が同じ想いを返してくれるとは思っていない琉晴は、美海に自分の気持ちを伝えてから15年間、きっと自分の恋情を表立って伝えることはしなかったんだろうなぁとも。美海が好きだからそばにいるんだと最初に伝えているし、それが変わっていないことは行動で示していたとして、そもそもそれは小さい頃から変わらないことでもあったから、何か行動を変えることをしてきたとは思えないんだよなぁと。「この3年間ずっと琉晴がそばにいてくれた」と結婚式前日に母に話していた美海。それに対して「10年でも20年でも、一生待つことになっても美海を待つ」と前に琉晴が言っていたと美海に伝える美海母。でも多分琉晴は美海の両親に誓いとしてこの言葉を告げることはしても、美海本人には伝える気はなかっただろうなぁと思ったり。どこかで美海が琉晴に対して気負うような心を持って欲しくないから、見えなくなるほどの大きな愛で守っている、ぐらいにしているんじゃないのかなぁと。そのあと、母の「琉晴くんのこと、幸せにしてやりよ」という言葉に笑顔で頷いた上で、あのMDを録音している美海。ということは美海にとって一番幸せになって欲しいと思ったのは湊だけれど、一緒に幸せになろうと思った相手は琉晴になった。そんな答えを美海は出したのだろうなと考えたのですが、そんなの琉晴は知る由もない。と、いうかあの時点で籍は入ってる気がするんですよね。表札が嘉陽田になっているし(というかここで今気づいたんですけど、陽葵っていう名前をつけている時点で、本当に美海は誰とも結婚しないつもりだったんだろうな。陽の字が2つ重なるの、中々ない気がするもんなぁとか思ったりもした。可能性として一つも考えていなかったことがわかるような気がしてしまったり。漢字より先に“ひだまり”という響きが先だったにしてもしんどすぎないか)、琉晴も自分のことをパパだと自称し、美海もお父さんきたよ、と言っているわけで。ただ、琉晴が美海へ電話をかける際に映る電話帳登録が“玉城美海”なんですよね。心までは変わらないのだと思い込み信じきっているから、ということなのかなぁと思ったり。だって“美海”だけでいいはずなんですよ。結婚することが決まっていて、すでに嘉陽田かもしれないわけで、少なくとも明日からは嘉陽田で間違いないはずなんですから。それでも“玉城”のまま、という登録なことも琉晴の心情が透けて見えるようでたまらなかったです。美海が恋している相手は自分じゃないのだと言い聞かせているし、それでいいのだと思っているようだし、美海が自分と家族になることは選んでくれたけれど自分を想ってくれる(それこそゾッコンになってくれる)とは1ミリも思ってないんだろうなとわかるそれだなぁと思ってなりませんでした。そしてきっと美海よりも誰よりも琉晴は美海が15年前に閉じ込めた気持ちを大切にしていたのだろうなと。ホスピスで「覚悟するように」と言われて家に帰り、それから陽葵にすぐあのMDを手渡せるくらいにはわかるところに置いてあったわけで。同じくして美海が陽葵に自分の想いを閉じ込めただろうあの缶を施設に持ってきてと言われているのを知って、「やっぱりそれが正解だ」「最期くらい、愛した人と一緒がいいだろう」と確信したんだろうなとも思いました。「明日の誕生日は盛大に祝ってあげたい」と言いながら、自分が誕生祝いの席にいることなんて1ミリも考えていないんですよ、琉晴。

陽葵についても、自分は本当の父ではないと心のどこかで後ろめたく思っていた自分がいなかったわけではないのだろうけれど、限りなく深い大きな愛を捧げ続けてきたんだなぁと思いました。自分の子ではない子を自分の子として育てることへの覚悟なんて並大抵のものではない。勘づかせることもなく、ただひたすらに陽葵を愛していたのだなぁと、陽葵を抱きしめる琉晴の表情や琉晴の胸に躊躇いもなく飛び込む陽葵を見て思いました。「いつかどこかで本当の家族3人で過ごす時間を作らなければならない」とずっと思っていたであろう琉晴にとって、美海との当初からの約束であった二十歳はある意味幸せな時間のタイムリミットであったのでしょう。それが美海の病によりかなり早まったために伏せていた真実をまだ多感な時期の娘に詳らかにしなければならなくなったこと。もしかしたらもう“お父さん”とは呼んでもらえないかもしれないとの不安も孕みながら、それでも美海が生きているうちに陽葵に伝えなければならない真実であったこと。美海の症状を陽葵に伝える中で、心に秘めた強い想いを悟らせることなく(じゃなかったらあんなに簡単に陽葵も「沖縄に帰る」って言わない気がする)「この人に会ってこれを渡してきて欲しい」とMDを手渡した琉晴。MDだけでなく再生機器まで渡したところを見ると、湊が再生機器を持っていない可能性を考えたというよりは、陽葵自身が好奇心に駆られて再生することは折り込み済みだったのだと思いました。好奇心旺盛な陽葵はきっと再生する。真実に気づく。そして陽葵が遠く離れた東京の地で何を考え、湊と出会い、何を選択するのか。どんな答えを陽葵が出したとしても、全て受け入れる決断を琉晴はしていたのだろうなと。
陽葵からかかってきた電話で「あの人が本当のお父さんなの?」という質問に、あまり間を置かずにすぐ「そうだよ」と答える琉晴の反応はきっとそういうことだったんじゃないかなと思いました。まったく驚いていないですもんね、琉晴。それどころか陽葵が真実に辿り着いた先の言葉がすらすら出てくるわけで。その結果、陽葵が拒絶反応を起こすかもしれない可能性を見通して、琥太郎を派遣した可能性も否めないなと思いました。「おじさんが必死だってことはわかる」という琥太郎のセリフは、そういうことかな、と。(色々考えてはいたのですが、MDの内容について、美海の心を暴くような真似を琉晴はしていないと確信しているので、どんな内容なのかは全く知らないと思っているのですが、あの時期に湊へ届けようと投函されたMDなのだから、何かしら決定的なことが吹き込まれているのでは?と考えていたのかなとは思いました。)
というか、琉晴は美海のために湊が沖縄にやってくるって確信しているよね?とは思いました。あのMDを渡せば、その内容を聞けば、きっと湊は帰ってきてくれるって思っている。視聴者と違って湊が美海に愛想をつかしたから別れたわけじゃないと知っているわけじゃないだろうに、どうして?と思ったりもしたんですが、2012年に沖縄に帰ってきた時の湊の表情を見れば全部察することができたんでしょうね、琉晴は。別れたのにはきっと幾許かの事情があった、と。だから愛する2人を引き裂いたのは自分だ、と考えて生きてきたんだろうな、と。

あと美海が陽葵にどうしてあの青い缶を持ってきて欲しい、と頼んだのかをちょっと考えていたのですが、陽葵の失恋の話の後に、ということを考えると幸せだった恋のお話をするつもりだった、ただそれだけのつもりだったのかなぁと。母娘2人きりでお話しする時間ももう少ないと美海とてわかっていたはずで、そんな時に自分の最愛の娘である陽葵が「恋なんかしなきゃよかった」「恋したって辛いだけ」と呟いている。「誰かを愛するって幸せなことだよ」って伝えるにはそれだったのかなぁと。恋心を詰め込んだあの缶を、自分の死後に琉晴が陽葵が見つけてしまう可能性を考え、処分について考えたという一面もあるのかもしれないんですが。もうきっと美海の中ではあの砂浜の一件も含めて、過去のものとしてある程度消化しきれている恋でもあるのかもしれないなぁと。たった数年ではあったけれども、今の自分を形作った恋で、忘れられない恋だった。美海にとって初恋で最後の恋だった。別れを経験して、失恋の痛みも知って、それでもなお恋をしてよかったと思えるものだったのだと陽葵に伝えようとしたのかなと。そこに他の意図はなかったのかもしれない。これから陽葵は、母親である美海を亡くし、琉晴と2人だけの家族になる。そんな時に何もかもをひっくり返すような「今でもあの人のことが誰よりも大切なんだよ」なんて伝えるつもりがあったとは思えない。けれど、あの缶の中に閉じ込められていたのは、美海と湊が恋をして幸せに生きてきた日々。こんなものが未だに残されているとは琉晴は思っていなかっただろうし、それを今際の際とも言えるこんな時に手元に欲しいと言い出した美海の心に、自分の中ですぐ答えを出したのでしょう。琉晴にとって苦しい決断でもそれが、美海の本当の想いだろうから、と。

それともうひとつ気になったのは、途中で差し込まれていた2011年の映像。仕事に邁進しながらも、育児も家事も全力な美海の描写でした。それをそばで見守る琉晴の背中が大きく、あたたかく見える優しいシーン。あの場面で「湊先輩と連絡取ってないのか?」「東京楽しかったか?」と琉晴が尋ねていたのは、いまだに美海の心がどこにあるのかを視聴者に確認させるシーンだったのかなと思ったりしました。きっと別れてからは2年近く経っているはずで、それでもやっぱり忘れられない、思い出すだけで心が揺さぶられ涙してしまう。それぐらいにはまだ美海は湊を想っているのだと。けれど、そのシーンのラストに美海はあの缶に湊との思い出を全て詰めこんで蓋をする。もうこれで想うのは最後だと、そういう描写だったのかなとも思いました。美海が琉晴に対して「家族になろう」と告げようと決めた、そんな日なのかなぁと。もう湊を想ってばかりはいられない、湊の言葉通り、もう二度と会うことはない。愛し合うこともない。隣には誰よりも近くでずっと支えて見守ってくれる琉晴がいる。寂しくなかった、怖くなかった。この人と家族になりたいと強く思えた。だから、この忘れたくない恋心も、過去のものとしてきっと今なら閉じ込めてしまえそうだ、と。だから多分美海はその日から結婚式の前日まではあの缶を開くことはなかったんじゃないかなと。

ここまで考えて、琉晴幸せに生きてくれ〜!と思ったのですが、きっと琉晴は美海と陽葵と過ごした12年間きっとずっと幸せだったのだろうなと。そして「琉晴は何も悪くない。最期にはあなたにそばにいて欲しい。」と病床にありながら、強い意思の籠った瞳で琉晴を見つめてそう告げた美海も、きっと。もちろん陽葵も。

さて、わたしはまた琉晴に恋するために映画館へ向かうと思います。きっと上演終了まで定期的に通っちゃうんだろうなぁと。
そして、どうしたってまた泣くんだろうなぁ。1回目と違うところで2回目泣いたので、きっと3回目は考えをある程度言語化してから見る分また違うところで泣きそうだなぁと思いながら向かい、やっぱり琉晴のホスピスでの告白シーンでボロボロに泣きました。何度行ってもあそこは泣きますね。変わりませんでした。

 

2025.01.22
2025.01.25 加筆修正。

そして今から私は、小説を読みます。

 

 

 

誰のことも信じてはいけない

 

 

(#マンホールの感想 初鑑賞後とノベライズ読了後の感想文。)

https://gaga.ne.jp/manhole/

 

総評:頭痛い

 

とりあえず初回の思いのまま感想をつらつらと。何回も見られてる方には勿論色々解決していることも多々あるでしょうが、1回しか見られてないこの処理できない気持ちのままに書いているのでその辺はご愛嬌として許してほしい。

これは日曜日に見る映画じゃない(キッパリ)。体力の消耗が激しすぎた。画面いっぱいに映し出される裕翔くんの顔と鍛え上げられてきた演技力に感銘を受けつつ、このクズ男を脚本を当て書きされる裕翔くんとは!??という感情にもなりました。
まぁ好青年に見えるし(というかまぁ周りの方々が語る裕翔くんを聞いてると間違いなく好青年なんでしょうが)それを文字通り汚したいという感情と、こんな完璧な好青年なはずはない!必ず裏がある!絶対性格の悪いクズ男だろう!という気持ちはわからんでもない。というかミスターフローレスの化けの皮剥がしてやりたいというか、いやそもそも皮を被ってるんじゃない?みたいなことだったことに「うわ、そういうことか……」となったり。

「川村さんになりたい!」という後輩のセリフや「一線なんか簡単に越えられる」という川村(吉田)のセリフ、見事に散りばめられた伏線にパンフレットを読んで「はぁ〜!」となったり。いやまぁそもそも手当たり次第に電話を掛けていたとはいえ、5年前に別れた元カレが折り返し電話をかけてくれるなんて…という、その辺も罠だろうという感じではあるけれど、人の人生を勝手に拝借して生きている吉田的には舞が誰かもさして覚えておらず(この感じだと菜津美は看護師だけど、舞は看護師でもなんでもないんでしょうよ)、今まで自分がされてきたことを付き合った女たちにやってきた感もありなのかなとかね。そもそもデキ婚という時点であざとさ満載というか、社長令嬢とデキ婚って大丈夫なもの?という気はしなくもないけれど、営業トップの男で顔も良くて人懐っこくて許されたというやつなのかとか。出会って5年となりゃ、結婚への舵を切るための手札だっただけとも言えなくもないんかな。その辺は深く考えることでもないのかもしれないけれど。
今まで誰にも気にされず生きてきた吉田が川村という顔を手に入れて、好き勝手女を食い荒らし、挙げ句の果てに社長令嬢の元へ婿入りというある意味シンデレラストーリー。菜津美が感じた元々の川村俊介という男と吉田という男のとのギャップはその辺りにあるんだろうなと。パンフレットを読む限りにおいて、元々の川村という人間はかなりの好青年だったようだし。間違っても二股(どころの騒ぎではなさそうだが)をかける男ではなかったし、母親が亡くなり繋ぎ止めるものがなくなったとはいえ、いきなり姿を消す男でもなかった。川村(吉田)がSNSで菜津美に関してツツいた「親に結婚を反対されていた」という話も全くの嘘だし、顔は勿論のこと川村自身の過去にしてもこれまでの吉田はたくさんの人をストーカーしてきた経験を元に様々に嘘を塗り重ねてやってきたんでしょうね、虚言癖があるってパンフレットにも書いてあったし。吉田としての本当の話をした方が同情を引けるという理由から、"昔は怪我して帰ってきても1人で消毒してた"という話をしてみたり、きっと歴代の名前も覚えていない女たちにもそんな話をして抱きしめてもらってきたんでしょう、想像に難くないわ。勿論そこには川村自身の過去である母1人子1人の貧しかった過去の話もしたんでしょうね?ほんと、クズだな。(おっと本音が)

 

就職のタイミングを見計らい川村を殺す吉田、ここで殺して成り代わって菜津美との関係を断ってしまえば、過去の川村と成り代わった後の川村(吉田)の差異に気づく人間もいないということだったんだろうな。それこそ就職って周りの環境が一気に変わるきっかけでもあるし、全てを切り替えるのに最良の時。川村をストーキングし、川村に成り代わろうとしていたそんな吉田の自身最高の計算を見抜いたのが数年経った菜津美だったとは。パンフレットで描かれていた見つけ方には若干の違和感も覚えますが、もう証拠を見つけなくともほぼ菜津美の中では"吉田が川村に成り代わってしまった"というのはほぼ確定事項で、ふとしてきっかけに見つけてしまったマンホールの中の死体が何もかもが曖昧でも本当にそこにある死体が自分の愛した川村と似ても似つかないそれだったとしても、吉田に対して復讐心を抱くには十分だったのかもね、という。まぁ、吉田もこんな形で復讐されるとは夢にも思ってなかっただろうな。"面倒ごとは起こしたくない"と警察に連絡するのを嫌がることを"社長令嬢との結婚式の前夜だから"と思っていたけれど、"自身の過去の殺人がバレるとまずい""川村俊介ではないとバレるのが怖い"というところにまで思考が伸びてるのか吉田は、と思ったり。自分という人間が誰の目にも留まっていなかったことを利用して、川村の肉体と吉田という自分の肉体も殺して、姿形だけ川村になった吉田。これまで誰にも気づかれないまま、完全犯罪を犯せたと思っていても何処かでずっと不安に怯えていたんだな、という。過去の川村を知る人間が0になったわけではないし、いつどこで違和感に気づかれるかはわからないわけで。そしてその1人が菜津美だったからこそ、わざわざいくつもアカウントを作って菜津美の情報をネット上にばら撒いたり、"殺せ"とツツいたりしたかったんだろうな。自分だけは助かりたい、幸せになりたいというガメツイ生命力とこれまで他人に蔑ろにされてきたからこその自己防衛、その辺のえげつなさとクズさを表して演じ切る裕翔くん、拍手が止まらないというか、これは撮影キツいわ……と思いました。素直に。

車のガラスやブラックアウトさせたスマホを見つめるシーンは差し込まれる映像として少し違和感を感じていたけど(ナルシストの気があるのか?と思っていたけどなりたかった顔と言って差し支えなかったのだからあながち間違ってなかった)パンフレットを読んであぁ…となりましたよね。自分が何者かを確かめていたのだな、と。水たまりに映る自分を見て狂ったように叫ぶ吉田は、その川村の皮の奥にきっと自分を見ていたし、崩れ落ちていく自分が見えていたのだなと。なんとなくWILDを思い起こすのはこのあたりなのかなと。あとでまたこの話はしようと思うけれど。
あとあのシーンで思ったのは、川村が「菜津美…?」と言いながら扉を開けて「……?もしかして吉田くん?」って透明人間のやつに扱われてきた吉田の名前をちゃんと覚えていたこと。このシーンだけでも川村が周りが見えている、本当の意味での"好青年"だったことの現れだなと。あんな一瞬だけど、顔もよくわからない何も喋らない男を見て、"もしかして同じクラスだった吉田くん?"って思える川村よ。そんな川村を滅多刺しにする吉田。朗らかで愛されていつも周りに人がいて、そんな川村が心底、殺したいほどに羨ましくて妬ましくてしょうがなくて、亡き者にしてまで"川村"という場所が欲しかったんだなと。だからあの"一線なんて簡単に越えられる"のセリフに繋がるわけですけども。

あとなぜ菜津美が舞を選んだかというのもね。それこそ吉田が舞に電話を掛けるかどうかというところから始まるし。電話が誰にもかからないから必然的に手当たり次第色んな人に電話をかけた結果舞にもかけてしまう……と本当になるかね、というところもね。それこそ最初から警察や消防の可能性もあるし、GPSの不具合で繋がらなかったとして一足飛びにTwitterに似たものに書き込まれる可能性も否定できない。菜津美に辿り着いてもらわなければきっと復讐は成立しないだろうから、どうにかして辿り着くようにはしてたんだろうけれど(というか川村の死体を見つけて菜津美を思い出すのは変わらないのだろうけれど、助けてくれていた相手が実は犯人だったという方がより強い復讐になるというものなのだろうなと思ったり)。その辺は吉田を半ばストーカーしていたであろう菜津美の見立て、というところなんだろうな。奈津美も中々にストーカー気質だし、アルコールに溺れておかしくなってしまったとはいえ殺されてしまった川村をそのままマンホールの中に放置してるあたりもヤバめの女子だなと思ってました。愛していたならばちゃんと埋葬してあげて……ずっと冷たい深い穴の中に誰に自分が死んだと知られることもなく置き去りにされる川村の切なさたるや本当に……。

あと全くパンフレットでも触れられてないから、完全に工藤舞という人間は折原菜津美の二次創作なんだな〜と思った(言い方)。この辺はわたしの妄想だけど、菜津美が川村(吉田)を見かけて違和感を覚えて数日間つけ回してた時の彼女が多分舞だったんだろうなと。優しそうで元カレからの電話にも折り返してくれそうな彼女に見えたんだろうな、菜津美には。万が一にも吉田に"こんなことしない"と思わせる彼女ではなかったというところなんだろうな。声音が真似しやすかったというのもあるかもしれないけれど。この辺は100%妄想ですが。
菜津美の一件は、吉田がマンホールから引き上げられた時、普通に舞(奈緒ちゃん)が待ってると思ってたんですよね。それで『覚えてる?わたしのこと』とか言いながら菜津美だと明かすのかな〜って。吉田が川村の顔になったように、復讐のために菜津美が顔を変えて舞として川村(吉田)と付き合ってた?もしかして、って思ってたら菜津美(華ちゃん)出てきてビックリした。待って、え?ウェンデイ何やってんの?てかピーターパンとウェンディ、転生したらこんなことになっちゃったの?ってあの舞台を思い出して声が出るかと思った。
"借りたものは返さなきゃ"って表情もなく話す菜津美が吉田の顔に青いマジックで点線を書いていくのも、その線を元に文字通り化けの皮という仮面を剥がそうとするのもかなりホラーだった。川村に川村を返せと、愛した人を語るなと言いたくなる菜津美の気持ちと、どうしてもこの顔を被ったままに川村として生きていきたい吉田の気持ちは絶対に相容れないものだし、菜津美を殺しにかかる吉田のあの意地の悪い顔は川村の顔ではなく本当の吉田の顔なんだろうな。それはそうと、あの時の裕翔くんのビジュアルめちゃめちゃ良いですよね。あのあともう一度マンホールに落とされて、血塗れのまま外を見上げてる吉田の顔、パンフレットに載ってるけどあの顔良すぎです。

Twitterに似たSNSのお話だけれど、なんでキツツキなんだろなと思って調べてたんですけど、キツツキって脳が小さな鳥らしく。
""その名の通り木を突いて穴を開ける行動で知られ、毎秒およそ20回もの速度で嘴の尖った先端を打ち付けて掘削する。衝撃を吸収する構造は無く、頭部を一体構造のハンマーのよう使っているため、人間であれば脳震盪を起こすレベルの衝撃が脳に伝わっているが、キツツキの脳は比較的小さく軽量であるためダメージは無い""(出典:Wikipedia)
突如として現れた『マンホール女』というアカウントに群がる日常のエンタメに飢えた人たちのことを揶揄してるのかなとも思ってみたり。YouTubeで配信しながら探す、とかそういうちょっとイマドキの炎上商法に似た人が出てくるあたりも。燃え上がる方が面白いよね!と本当か嘘かわからない情報を好き勝手何も考えることなく垂れ流して責任を取るつもりもなく、それは無論いもしない川村の妹を語り自身の名前をいとも簡単にSNSで拡散してしまう川村(吉田)もそうなんだけれど。考える脳が少し足りてないという比喩だったりするかなと思ったりしました。

足を怪我して動きづらい演技も、その痛みに耐える声も、ラストシーンで多分あれは腕が折れてるんだろうな?とわかる人体ではあり得なさそうな角度の右腕も、裕翔くんの身体の柔らかさと自分の身体の動かし方がわかってる故なんだなと。その辺を絶賛されていたのがよくわかりましたし、裕翔くんが語っていた「雨のシーンは本当に寒くて震えてた」「泡から出るシーンは本当にむせてる」というこの両方のシーン、本当に体当たりで命削って撮影したんだなと。見てるこっちの心拍数が上がるし、変な汗はかくし、終わったあと頭痛くてクラっとしたし、見てるだけでこうなんだから演じた本人の疲弊度はそりゃもう想像を絶するものだったんだろうなと思ったわけです。
確かに見たことのない裕翔くんの顔が見れたな……。たまらなくゲスで救いようのないクズでしかない、それこそ人の気持ちを簡単に踏み躙ってしまえるし、全ての人間を踏み台と捉えていそう。自分がヒエラルキーのトップにまで這い上がった人間であると自負し、そう扱ってもらえないことに憤慨するし、かと思えばなんかしおらしく謝ってみたり。この辺はDV男の典型例!という感じですが。舞に対する態度は終始まさにそれでしたよね、監督からの演技注文がそうだったとはいえめちゃくちゃに嫌な男だった。あの顔じゃなきゃ許されない(あの顔でも許されないけど)。

窮地に陥った時に人の本性が出ると言いますけど、唯一友人だと思えた加瀬を簡単に犯人扱いし、加瀬が傷つけられたのを見ても何とも思わず、口汚く罵ってそれではい終わりができてしまう吉田。クズにもほどがあろう、ほんとに。人を人とも思ってないな、本当に。この様子じゃ女の子はただの性処理だし、新婦のさゆりは金ヅルと権力と言ったところか?とまで思わしてくれたよね。あと犯人がわかった後の呟きね。足が痛いはずなのに立ち上がって狂ったように殺せと打ち込むシーン、見たことないというよりもはやこんな裕翔くん見たくないというレベルだった。顔へのヨリが増えてる後半戦というのもあって、微妙な感情の揺れというか感情が昂ってるのに無表情で鼻歌とか歌っちゃったりとか、全てが人間として嫌悪感を抱かずにいられなかった。この映画の気持ち悪さって虫とか怪我とか場所じゃない、人間なんだなとはっきり思った。"正義に乾杯“とかいう反吐が出そうな台詞もそうだし、吉田という人間が人間の嫌な部分を詰め込んだようなクズさがほんとに……。いや、本当自分の嫌なところを思い出しながら演じたと言ってたけど、色んな背景まで見えてくるのは本当すごいと思って見てたよ……普通にヤバイ。怖い。無邪気に笑ってる裕翔くん見るとものすごく安心するレベルだから本当に。
いやまぁクズな裕翔くんツボではあるんですけど(あの顔でクズって良いよね)(SUITSの鈴木先生しかり、クズな裕翔くんにクズ〜!って言いたさある)勿論そばにいたら大嫌いですけどね。人としては嫌い。

WILDとのリンクという話ですけれども、誰のことも自分のことさえも信じてはいけないというあたりに繋がりを感じるというか。あの時の感想文に「平面な床を床と信じている、それは本当に確かなもの?(中略)自分が信じることのできる確かなものはその床でさえもないのかもしれない、なんて。」と書いていたけれど、吉田が信じられるものなんて何一つとしてなかっただろうなと。自分自身さえも他人から奪い取ったもので形作られ、自分がしたように誰が足元を掬ってくるかわからないわけで。目にしたものは何も信じられないし、信じてはいけない。勿論それはSNSでの言葉も同じだけれど、何も信じられないからこそ鵜呑みにしてしまう言葉だってあるのだろうなと。加瀬への態度はまさにそれだった気がしました。何者でもなかった自分を他人と引き換えに何者かに引き上げて、必死に積み重ねてきたものがどんどん崩れ落ちていく。隠していた感情も過去も全て引っ張り出されようとしている、そんな事実に怯え足掻いた瞬間の吉田にある"床"はきっとどこにもなかったでしょう。自分で叩き上げてきた床が少しずつ崩れ落ちてそれこそ穴に落ちて、最終的には穴の中に閉じ込められてしまうのだから。わかりやすくWILDを感じたのはこの辺だったなと思いました。畳み掛けるような感情に追いついていくのが必死でしたが。苦しい、しんど、本当に。頭痛い(2度目)。

すごかったな、裕翔くん。一人芝居のワンシチュエーションで画が持って、映画として成立するんだもんな。色んなことが気になりましたけど(バッテリーとか爆発とか持ってる文房具の多さとかetc...)、それを抜きにしてもこれを演りきれる体力、精神力、忍耐力に畏怖の念を抱かざるを得なかったです。すごい人を応援してるのでは?と思った。こんな顔が出来るんだ、こんな演技が出来るんだ?!ってこれからの裕翔くんを想像して楽しみになる一方で、やっぱり若干怖くもなったり。色んな感情を吸収して染まれる人だから。その辺がこわいところでもあり良いところでもあるのですけれども。でもきっと裕翔くんはいつまで経っても真っ白なんだろうな。何にでも染まれる人だけれど、まっさらに出来る人。チタニウムホワイトな人なんだろうなとも思った。(りそむすを見ていた人にはわかるそれ)(白って200色あんねん)
裕翔くんのことをこれからも追いかけていきたいなってシンプルに思った。2回目を見たらきっとまた思うことがあるんだろうな。パンフレットは読み応えがあるので本当にオススメ。みんな買ってるだろうけど。わたしはとりあえず補完がされているところもあるのだろうなと思い、ノベライズをポチりました。届いたら読んでみようと思います。そしたらまた何か書くかも。そんな心地であります。
(2023.02.12)

 

 

追記。信じられるものではなく信じたいものを信じる。

2回目に行く前にノベライズ読みました。なるほどね!と。
映画では中々描ききれていなかった部分もわかりやすく描かれてたし、あと菜津美の行動や河村の死体を見つけた件もパンフレットで書かれているよりも掘り下げてあるので、少し謎が解けた気がする。(この辺はノベライズ読んでください)
あと爆発のくだりも。そんなことしてたんだ?!ってなった。映像だけじゃ泡だらけだし伝えにくかったろうな……ていうのも同時に。
あと梯子のことに詳細に触れてくれてておお!ってなりました。梯子で怪我したんね、吉田くん。その辺まではしっかり見れてなかったよ……とも思いました。
ていうかほんとに吉田はクズね?女の子の名前を呟いてた時になんとなくではあるけど「覚えてないんだろうな〜」と思って見てたけれど、はっきりノベライズには"記憶にない"って書いてあるし、やはり舞の職業についても"看護師だったか?って聞こうと思ってやめた"的なこと書いてあるし。抱いた女が多すぎて覚えていないんだろうけど、その顔なら女選り取り見取りだっただろうけど!50人なんてそんな大袈裟な…ってセリフあったけど、あれは50人以上抱いてるだろうな……そしてほんとに後輩の娘は一回は抱かれてるだろうし。
ノベライズでは自分の情報を出してしまう時に逡巡してることも描かれていたし、やっぱりそこは別の人間になり変わったとはいえ今は自分の人生だからな〜出すのを躊躇わないなんてないよな〜と思っていたので。2回目見たら逡巡が見えるだろうか。1回目はもうほんとに自分の気持ちを追いかけるのに必死だったからな……。

あとボーガンの後の吉田の顔は頬に矢が貫通してるんですね?あの状態で普通に喋れてる吉田の生命力……ノベライズでは自分の頬に穴が開いてることも、ボーガンで撃ち抜かれたことも理解した後に再びマンホールに落ちてしまったというヤバさ具合だし。てか頬を貫通したと気づいた時に、""この顔を?""って吉田が思ってるところよ。なんでも手に入れられるこの川村俊介の顔面に傷をつけるような真似をするのか??って吉田が思ってるところ……。中島裕翔の顔を使うからこそできた演出だなと思わせてもらえた箇所ですね、最後の最後に。ここの裕翔くん何度思い返しても最高。表情もめちゃめちゃ覚えてるくらいに好きです。菜津美の首を絞めあげる裕翔くんのゲス顔もたまらなく好きだし、菜津美の好きだった川村の顔を最大限使って"子どもがいるんだ""自分の子どもを抱いてみたい"って言ってる時の顔も好きでしたね。マンホールに再び落ちたあと、明るい空を見上げてる時の顔も好きです。自然光×裕翔くんは基本最高なんですよ、えぇ。
話逸れましたが、初鑑賞時にうまく言葉にできなくて置いておいた話をひとつ。
仮面男←→マンホール女っていう、対比というか鏡合わせというか、そういうことなんだろうなという。仮面男は菜津美のアカウントであろうことはなんとなく想像出来るし、きっと菜津美的には仮面男=川村(吉田)なわけで。そういう暗喩なんだろうなと。バーの名前『HAL』の話が監督のインタビューで触れられてたけれどこれは"貼る"ってことなのかなとかね。直球に言うなら吉田は川村という仮面を貼り付けているとか、偽物の自分を生きるために貼り付けてきた思い出とか記憶とか、そういうことなのかなぁと。きっと探せばそういう小さなネタというか伏線というか、そういうものがたくさんあるのでしょうけれど、また映画も1回しか見てないので。また行きたいな、副音声上映もかなり気になりますけどまだ来週なのよね……。
(2023.02.15)

楽しい時間は永遠に

 

8/28 ソワレ 個人的初観劇。ラスト観劇。
本日のダジャレ「手紙運ぶの疲れた〜」

総評:予習すべきだった。

ピーターパンちゃんと予習すればよかった〜!と1番に思いましたね。申し訳ない。こんな話だったんだ……と思って見てしまった。でも多分予習してた方が感動しただろうなぁ、と。

永遠の少年のピーター。裕翔くんと重なるところもありつつ、でも普通の世界に生きているとピーターのそれは"逃げ"でしかないところもあるよなぁと、そんなことを思いながら見ていたわけですけれど。でもネバーランドはそういう"普通の世界"ではないから、永遠の少年であることにも理由はあって。一緒にいられたらきっと楽しい。でもウェンディたちとピーターたちには一緒にいられる理由がなかったから。
ずーっと子どもでいたいピーターの気持ちが、大人になっていくウェンディが完全に道を違った時、それでも芽生えた愛は嘘じゃなくて。その辺りが切ないなぁ、と思いながら。
"楽しい時間は永遠に続かなくちゃいけない。悲しい顔はしてちゃいけない、だって楽しい時間じゃなくなっちゃう。悲しい気持ちは忘れなきゃいけない、だって楽しくないから。"
そんな、道化を演じるようで、考えているようで、ピーターはとても不思議な子なんだなぁと。芯を通しきれないところが不器用で愛おしくなった。微妙な心の揺らぎが好きでした、それでいてとっても強い。繊細で強い。そんなピーターを愛してたティンクがまぁめっちゃ愛おしかったですね…「なんであんたが!みんなをバタバタと!なんで!すぐに!好きになるの!?」ってウェンディに気持ちを吐露するシーン、いじらしくてキュンとしました。
フック船長との戦いもずっと"ゲームだ、終わらない"って思ってたんだろうな、ピーター。いつか終わりが来ることをずっと怖がっていた。フック船長も同じでずっと戦いあってることが楽しくて、変わらないでいたかった。「死ぬって最高の冒険だ」の台詞も、フック船長がワニに食べられてしまった時の表情も、怯えてるのは総じて"終わり"。
この時間が終わってしまうことをずっと、怖がっていて。それを絶妙な表情と空気感で演じ切った裕翔くん、すごいなぁと思いましたね。

あと、「ナイモノネダリ」をこれから聞くと多分全く違ったことを思ってしまうのだろうなと。心がぎゅっとなりそうです。アコースティックver.の裕翔くんの表情は秀逸以外の何物でもない……だってあれはきっと、「私ね、随分大人になったよ」って言われた後の顔でしょう?「そっか、うん。そうだよね」って、悲しくて切なくてでもネバーランドにいられない子どもたちには訪れる出来事だから、受け入れるしかないような、そんな表情。最後のシーンで窓の外にふわりと降りてくるピーターを見た瞬間『ウワァ〜!!!』ってなりました。

ところどころ素の裕翔くんの表情というか、笑い方が子どもの時のようで(多分それも意識しているものなのだろうけれど)、めっちゃかわいくてふつうにニコニコしながら見てしまった。あの人めっちゃかわいいです。あと、この度ご用意された席の関係か、ピーターを見上げる角度だったんですけど、でっかい。知ってた、知ってたけどめちゃめちゃ大きいですね。ときめいたけど同じくらいちょっと恐怖だった。(ごめんねゆうとくん)
ハーモニカのシーンも、「これが知念くんが"まだやらないの?"って言ってたやつかあ〜」と全く別のことを考えながら見てしまったわけですが、それだけ練習していたハーモニカ披露のシーンをちゃんとこの目で見られたことに感動しました。

最後のダンスシーン、華ちゃんと堤さんとニコニコして大きな口開けて笑ってる裕翔くんはいつもの裕翔くんだったし、裕翔くんとぐるぐる回るひろなちゃんのちょっと困ったような楽しそうな笑顔にきゅんとしていた。(純粋にタイガーリリーがめっちゃカッコ良かったからギャップに崩れ落ちそうだった)
銀テが飛んだ後に落ちてくるそれをひょいひょい顔だけで避けていて、「わぁ〜裕翔くんだあ」と可愛さに拍手しそうになったし多分、ところどころタイミングと合わない拍手をしてしまってましたすみません…(かわいかったらどうしても"かわいい!!"と拍手してしまう人格)
堤さんはふつうにカッコ良過ぎるし、華ちゃんは声が好きだなぁと思いました。シャドウの方々の動きが影でありながら影でなく…といううまく言えないけどお茶目なピーターの姿を各々色々示して動いていてクスッとなってしまった場面がいっぱいあって、すごいなぁ、と。
ワニについては、え、ワニ?って理解するまで数秒かかってしまったのですが、わかった後のあの圧倒的不気味さがカッコ良い…とワニを目で追ってしまった場面も多かったです。
裕翔くんばかりを見ていられない…キャストの方々みんな魅力的で最高でした。

ラストまで何事もなく駆け抜けられますように…!!
そう願うばかりです。無事観劇できてよかった。まだあと最低2週間は気を抜けないですけど、観劇された方々みなさまも何事もありませんように。
やっぱりこのご時世、東京に行かなきゃいけないと思うと、払い戻しも一瞬頭をよぎったしなぁ…それでも行きたいと思うことにどうしたってマイナスな気持ちが生まれてしまったので。そう思わなくていい日々がまた、早く訪れることを切に願いながら。
欲を言えばもう一度見たかったな!いろいろ無理だったですけど、またそんなことを思いつつ(WILDの時も思った)、結びにします。

 

 

「なんか、おかしくない?」※ネタバレ有

謎が謎呼ぶ群青村。通常盤ジャケ写、MVとソロクリップを見て解決する?……いやんなわけ!!みたいな心地である。わけがわからぬ。
もう一度言う、わけがわからない!
そんな感じでとりあえず全く他の方々の考察に手をつけてない今の段階で、個人的に謎と分かったことたちを書き記しとこうかなと。独自考察に加えて頭が足りてないのでその辺りはゆる〜く読んでいただきたく候。

 

○手形の正体
子狐に身体を乗っ取られたのは知念くんだった。通常盤ジャケ写にてそれは明かされた真実で。加えて、知念さんはメンバーを助けようと奔走、伊野尾さんは知念くんの身体を取り戻そうと奔走したこともわかった。身長が若干高くて伊野尾さんがメンバーを助けようとした狐?って思わなくもなかったけど、ルポライターのツイートを見るに、青い狐の仮面の男の中身は知念くんなんだなと、この辺はまだなんとなく理解した。

 

 ○「触れられると消えちゃうんだって」(伝承記)
触れることによってループの世界に連れていかれるんだなと、そのあたりはわかりやすくて、車の中で触れられた裕翔くん、階段にて触れられた薮くん、ホテルの一室にて触れられた山田くん、商店街にて手を握られた髙木くん。この辺りはわかりやすく触れられていて。
ただループの世界に入ってはいたものの、光くんの点については全く不明。トンネル内でのループだからトンネル内に来たんだろうな知念くん(狐)。でも描写がないからなんとも言えず。あと、訳がわからないのは有岡くんね。全く違う世界線だし、ループしているわけでもなさそう。閉じ込められて動けないだけっぽい。伊野尾さんについても違う世界線…というか6人がいる世界線と有岡くんのいる世界線が同一線上の過去と未来という時間軸であると仮定するならば、伊野尾さんが目覚めたら椅子だらけの場所の世界線はたぶん全く時間軸の違うパラレルワールドっぽいよねぇ。山田くんが投げたグラスが伊野尾さんがいる世界でも弾けるって多分そういうこと……並行世界ってやつだから、普通にはみんなには会えず、鏡で時空越えなきゃいけないのかなって思ったり。越えた先が群青神社で、それが他6人のいる時間軸と同じだったとして、そのまた別シーンで有岡くんに会えているところを見ると、やっぱり「ん?」ってなるのだけれど。Solo ClipにもMVにもなかったけど、有岡くんが狐(知念くん)に触れられるシーンがあったから、なんらかの呪いにかかっていたんだろうとは思うけれど、その呪いが村人をループの世界に閉じ込めたのと同じものではなく、どちらかといえば自分の母である狐が人間にされたことのようだったのが気になっていたり。そんな呪いをかけるかな?救い出せなかった自分すらも恨んでいる?とかそんなことまで考えたけど、時系列も世界線についても分からないのでなんとも言えず。謎である。
あと、この理屈で行くならば、伝承記に書かれていた村人たちも常世からループの世界へと飛ばされてしまったから、失踪したように常世の人たちには映ったってことなんだろうなぁという。大体のループものってどこかに時空の亀裂があって…みたいな話が多いけれど、この度は狐と身体が入れ替わってしまった知念くん自身がもう一度触れることで戻れる、みたいな話だよねたぶん。狐の呪いは狐にしか解けないってことなのかなぁとか。神社に祀られていたはずの狐の呪いが解かれた理由が定かではないけど、群青村を見つけてしまったこと、そもそもそれがキッカケになったんかなとか。子狐は人間というものそのものに恨みを抱いていそうだからそうなったんかなっていう。村に入ってきたことがそもそもダメだったのかな、みたいな。この辺りはものすごい妄想だけれど。
ループの世界から戻ってくるために必要なのは"愛情"という話だったけれど、子狐も母親への愛情故に強行に及んでたわけで、まぁその辺は卵が先か鶏が先かみたいな話だから置いとくとして。そしてファンからの愛ってのも物語の本質とは多分ズレる(Twitter企画としては正しいのだろうけれど)ので。たぶんその"愛情"ってのはループの世界から脱出させたいというメンバー愛ってやつなんだろうなと。
ただなぜ伊野尾さんが真実を知ることとなったのか(ループの世界に巻き込まれてるわけでもなさそうだし)、謎。Solo Clip順は時系列ではないし、MVも時系列に流れてる訳じゃない、またSolo Clipの映像自体も時系列ではなさそうだから余計に訳がわからない。狐(この狐が知念くんなのか、子狐自身なのか不明)に追いかけられた伊野尾さんが飛び込んだ先の群青神社。そこで伝承記を読んで呪いの解き方を知ったとして、そもそもなんで伊野尾さんはあの椅子が山積みにされた場所で目を覚ましたんだろう?そのあたりからすでに狐に化かされてるのかなぁと思ったり。なんらかの段階で伊野尾さんもすでに知念くん(狐)に触れられていたと仮定すれば、伊野尾さんの立ち位置は1人だけ戻ってこられた村人ってことになるんじゃないかなと(鏡に飛び込む=一縷の光に駆け込む)。その理屈ならばあの場所で伊野尾さんを追いかけているのは呪いを解こうとする狐(知念くん)となりそう。でも同じ時間軸上に伊野尾さんと他のメンバー6人はいないっぽいんだよなぁ…とこの辺りで頭の中がこんがらがって「???」ってなっております。

 

○266号室
山田くんのいる階の全ての部屋が266号室に変わってしまってるっぽいホテルクロユリ。鍵が全くかかってないホテルでやばい…ループしてる世界線だからどの部屋にも一度山田くんが入ったからだし、今時の閉まったらロックかかっちゃう鍵の形式ではないからだろうけど、全ての部屋に入れるのおかしすぎる…怖。
山田くんの266号室で起こった出来事が伊野尾さんの元に届くし(グラスの破片)、有岡くんの部屋にもあるし(「青い狐」「266」のメモ)、全てが266号室になっているから、有岡くんと山田くんのいる部屋が全くの同室ではないにしろ、ループの世界の中のどこかの部屋の一室ではあるんだろうなぁと。有岡くんのいるお部屋が中側に鍵穴がついているのも不思議…普通外側……変なお部屋……。そして有岡くんの部屋で起きたことはやはり伊野尾さんの元にも届いている(「HELP」の文字)。ただ時間は不可逆なのか、有岡くんのところで起きた出来事が山田くんの元へ届いている様子がないので、時間軸としては山田くんが前。有岡くんの周りの物達が朽ちてるところからもそれは確実っぽい。3人に共通してるのは、どの部屋にも266号室のルームキーが存在してること。イコール伊野尾さんも266号室?あのだだっ広いそれこそ倉庫みたいな場所が?でも鏡もあるし、HELPの文字が見えたりルームキーが落ちてたりガラスの破片飛んできたり、やっぱりループの世界のどこかと繋がってる世界線なんだろうけれど、ハッキリしない。わからん。

 

○鈴の音
Officialのティザーと合わせて、鳴らされた鈴の音は7つ。知念くんはループの世界にいる訳じゃない=呪われてはいないから鈴の音は鳴らず?最後に伊野尾さんが奉納した際に鈴の音が鳴るから、鈴の音は呪いの合図ではなくて呪いが解かれた印かなぁと。それが知念さんが山田さんを起こしたあのシーンのことを指しているのかなぁ、と。
自ら解いた伊野尾さんや有岡くん、知念くんに解いてもらった他のメンバーたちの音はティザーにて鈴の音が聞こえているけれど(MVの中で解くヒントが見つかるから?)ただ、山田さんは追いかけられていないし、ヒントもない状態。だからSolo Clipまで鈴の音がしないのでは?と考察。憶測が過ぎる気もするけれど。

 

○時系列
普通に考えると、狐に身体を乗っ取られた知念くんが最初の被害者っぽい。ただたぶんあの和やかなシーンたちが絶妙によくわからなさを引き起こしてるのだと思うのだけど、あのホテルでMV撮影(ダンスシーンを撮るという話?)だったっぽいのはクロユリホテルのHPからも確認できて。そんで、やまちね、たかいの、いのあり、やぶゆとなどなどメンバーたちが絡んでいたのは空き時間だったり、少し外れた土地にあるから(森の奥のそのまた奥という描写もあるし)泊まり込みの撮影だったからたぶんそういうやつなんだろうなと。その後何かしら知念くんがなりかわられてしまう事件が起こったと仮定するのが正しいんだろうなぁ。伊野尾さんがあの大量の椅子の場所で有岡くんの「HELP」と山田くんのグラスの破片が飛んでくるのを見てるところを見ると、この時にはまだ何も気づいてないんだろうし、少しずつおかしいことに気づいて、そしたら狐に追いかけられることになって、飛び込んだ先が群青神社だったってことなんだろうな。
で、呪いから救い出された順はたぶん山田くんが最後。ただ、全く同じ車が登場する有岡くんの時間軸と裕翔くんの時間軸はズレてるっぽい?有岡くんの動きからすると、266号室から脱出→ホテルの外へたどり着く→エンジンがついたままの車に乗車って流れっぽくて、その場所は地下駐車場の中ではなさそうだった。ただ、ルポライターさんのツイートからすると、地下駐車場の中にセドリック、残された3つのからのコーヒーカップって話で、地下駐車場で呪いにかかったのは裕翔くん、でもコーヒーカップは有岡くん(いのあり場面より)……。コーヒーカップが乱雑に床に落とされてるところを見ると、このコーヒーカップも時空を越えたんだろうか?ほんとにメンバー8人同じ時空・時間軸に戻れてる?

 

○伊野尾さん
全体的に知念くんより伊野尾さんが怪しいのよね個人的には。でも多分真実を分かっているから、怪しく見えるだけなんだろうなぁと。知念くんは知念くん自身の呪いの解き方は知らないだろうから、助けてあげられるのは伝承記から真実を知った伊野尾さんだけ。というか、多分伊野尾さんは母狐なのでは?と思ってる。子狐がこれ以上人間を傷つけるのを止めたい母狐と知念くんの身体を取り戻したい伊野尾さんの利害の一致から、一時的に身体を貸してたりする?って思ったり。階段で知念くん(狐)に出会った伊野尾さんが何を告げたのか読み取れなかったけれど、逃げたってことは怒られるって思ったかなって。叱られたくない子どもと諌めたい母親って構図なのかなぁと。だからそれもまた"愛情"って括りなのでは?という。
最後も伊野尾さん(中身も伊野尾さん)がきちんと2つの仮面を並べて祀るようにしたところを見ると、2匹で静かに眠りたいという母狐の願いを叶えた感じなのかなぁと。

 

○ケーキ
何のためのケーキ?有岡くんに罰をつけてたのは何?コーヒーに砂糖めっちゃ入れてたところを見るとドッキリ的な??知念くんの反応もそれっぽいけど、ただそれだけ?単に山田くんが知念くんにイタズラしたかっただけ?そんな簡単なんかな…きっとケーキに意味があるんだろうね…2人でホールって多くないのかな…(それはまた話が違う)
山田くんだけ他のメンバーとはまた違う感じで呪いから解放されているのも、身体が奪われてしまう前の知念くんと会っているというのも関係があるのかな?

 

○レシート・折り紙
何も明らかになってないけど、7つのクロユリと支払い金額(お釣り)がひどく謎。わざと111円にしたかったんだろうけど、その意味とは…?
また黄色と青の折り紙の謎ね。コーヒーカップもあったし、折り紙もあったと。映像で何も示されてない分、本当に何も言えない。なんかのヒント?青と黄色といえばJUMPではひかいのですけどその辺り関係ある?たしかに一応2人とも車に乗り込んでるし、2人とも助手席に座った人ですけど、あと助手席に座ったのは知念くん(狐)ですね。そんな比喩的な感じなのかなぁ…わからん。

 

◯ジャケ写
薔薇と百合、手を繋ぐやぶひかゆとやまの謎……
花言葉を見たところで解決はしないっぽいし、手を繋いでいるのはなぜ……やぶひかはメイキングで裕翔くん含めた3人で話していたシーンが撮影されてたことがわかったけれど、ゆとやまは全く絡みなかったから余計にわからない……なんなんだ……解決するのかこの謎……
あと通常ジャケ写の手形が2つついてる人と1つの人の違い…やぶゆとやまちゃんだけ手形がふたつなのはなぜ?Twitter連動企画のように1つの人は捕まえられて、2つの人は自ら捕まりに行った理論?全くしっくりこない。

 

◯サイトたち
実録!のサイトはルポライターが更新してくれてるものだとして、他の群青神社等々のヒントたちは誰が出してくれてる?早く謎を解き明かしてほしいのは誰?母狐??有岡くんからのSOSの暗号にしても、それの回答のような暗号にしても、いったい誰が…??この辺考えちゃうのはメタなんだろうか…
やっぱりサイト内にオレンジがないのも気になるしね…他のメンバーカラーが全部あるのに……有岡くんだけ閉じ込められてたこと、呪いからの解き放たれ方が違うことに関係してるんやろか……まぁその辺が謎のままですよ…だからなぜ有岡くんは閉じ込められたんや…(思考堂々巡り)

 

ルポライター
一体誰?結局誰?どっからの情報から動いてるんだろうね…一瞬宣伝垢になったのは多めに見といてやろう…あれはメタだ……
発売しても謎が全て明らかになってるわけじゃないし、異世界から戻ってこられないままだから、まだ謎を解き明かすべくツイートし続けてくれてるのはありがたいけれど、君は誰なんだーー?!という。正体があるのならば、それも最後にわかるんだろうなぁ…きっと。

 

○266
まだわからん!誰か解いて!!!!
全てがこの数字で解決するものなのかもわからないし、あの数式に当て嵌めたら解決するのだろうか?うむむ…266イコールなに…左辺と右辺は同一にならないといけないのよ…ってことは何かを分解して266になって分解されるものが重要ってことでしょ……わからなさすぎて266の素因数分解を始めた末期症状のオタク…(答えはわからなかった)

 

わからなさすぎて文字数が増えに増えた…読むの大変でしたでしょう…ここまで読んでくださった方々、いらっしゃればありがとうございますほんとに。謎、全部解いてくれるのかな、というか解かせてくれるのかなぁ?という一抹の不安もありつつ、発売日が過ぎても謎解きが続けられそうなことも嬉しいなと。

伊野尾さんの手法に感動しつつ、「曲を売りたい」「グループを売りたい」という意欲、15周年に向けてのウォーミングアップがかなり加速していることも嬉しく思う今般であります。

楽しく追わせてもらえてるのは、彼ら自身がたくさん考えてくれているからだなぁと。Hey!Say!JUMPを好きになってよかったなと思う瞬間がまたひとつ増えました。ありがとう、群青ランナウェイ。